消化器内科医が教える老化を防ぐ食べ物#5

「老けない人」は体の糖化を防いで肌のくすみを退治!

公開日:2023.01.16

更新日:2024.09.13

くすみやシワ、たるみなどのない若々しい肌を保つ食習慣を、消化器内科医で美腸・美肌評論家の工藤あきさんに教えてもらうシリーズ。最終回の今回は、体の糖化による肌のくすみやたるみを改善する食材について。工藤さん曰く「糖化はまさに老化」なのだとか。

肌のくすみや慢性疲労の原因になる「糖化」って?

突然ですが、こんがり焼けたパンケーキを想像してください。表面にほんのり焼き色がついていますよね。あれは糖とタンパク質が結びついた化学反応の証拠で、実は同じような反応が私たちの細胞の中でも起こっているのです。

肌のくすみや慢性疲労の原因になる「糖化」って?

運動不足や食べ過ぎで体の中に糖質が増えると、血中の糖が「AGEs(最終糖化産物)」という老化物質に変わります。これがいわゆる「体の糖化」で、AGEsの影響で肌が黄色くくすんだり、ハリがなくなったり、カサカサになったりします。透明感も失われ、たるみが生じ、年齢以上に老けて見えやすくなるでしょう。

さらに、AGEsは体のあちこちで悪さをします。動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病など生活習慣病の原因になったり、筋肉を硬くしてしなやかさを奪ったり。疲労が蓄積しやすくなる弊害も招くといわれています。

酸化と同じく、糖化は体の老化を進めてしまう、むしろ「老化そのもの」といってもいいでしょう。...

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