公開日:2020/05/01
更新日:2020/12/17
表情筋研究家・間々田佳子さんのオンライン動画講座第1回目は、顔のたるみを改善する「ニコニコ体操」です。しっかり頬の筋肉を使って笑っていますか? 顔も体も鍛えた日から若返ります。1回5分姿勢を正し口角を上げて、たるみケアをしましょう。
顔がたるむ原因は、肌細胞を生み出す力が衰えてしまったり、代謝が悪くなって顔に脂肪が増えたりなど年齢を重ねることが原因ともいえますが、要因の一つとして猫背や姿勢の悪さが挙げられます。
姿勢が悪いと、使う表情筋にバラツキが出てきます。力が入って緊張しているところと筋肉が衰えて緩んだところの差が大きくなると、顔のバランスが崩れて、たるみやむくみが生じていきます。
そしてフェイスラインが崩れてたるみ、二重あごになったり、ほうれい線やシワができやすくなります。
姿勢が悪くなると、あごと肩が前に出て、首の後ろにしわが寄ります。こうなると、顔の下半分だけの筋肉だけを使って話すようになり、あごの筋肉以外の表情筋を使わなくなってしまいます。
他にも、たるみの原因は、紫外線や老化による皮膚のゆるみ、代謝が落ちていることによって脂肪がつきやすくなること、顔面の骨の縮小などさまざま挙げられます。参照:「顔のたるみの原因と対策。5つの原因別のケア方法」
皮膚のたるみが気になる場合、「リフトアップ」「ハリ感」を打ち出したスキンケア化粧品を使用することによってアプローチできますが(参照:「顔のたるみに効く化粧品の選び方、揃え方、優先順位」) 、表情筋トレーニングで土台からしっかりと筋肉を育てていくことが長期的に見ると若々しい顔立ち・表情につながっていきます。
まず体を起こし骨盤をしっかり立てます。このときに座骨と頭が引っ張り合い、体と顔、頭に1本の軸が通るようにイメージしましょう。骨盤を左右に揺らしながら、深く呼吸をして緊張をほぐし肩の力を抜きます。
体だけでなく、顔や心の緊張がほぐれて無駄な力を抜けることで、表情筋全体が動きやすくなります。
今回は、頬の筋肉である大頬骨筋と頬筋肉を鍛える「ニコニコ体操」です。鏡やスマートフォンの自撮り機能で、自分の顔をチェックしながら行いましょう。
スタートする前に、笑顔を作った顔のアップ写真を撮っておくと、1週間後にもう一度写真を撮ったときに、顔の変化を確かめられて効果が実感できますよ。
まず目をしっかり開いて、口角を上げて頬をぎゅっと持ち上げます。
次に、上の歯を8本見せるように笑って、そのままキープします。歯と口角に隙間ができるくらい、しっかりと頬を持ち上げるようにしましょう。
このとき、あごが前に出ないように注意。首の後ろはしっかり伸ばしましょう。
頬が上がらない方は、手で頬を持ち上げて筋肉の動きをサポートしましょう。しっかり上の前歯が8本見えるよう練習してください。
片方の口角が上がらない場合は、しっかり鏡で確認しながら指で下がっているほうの口角を持ち上げ、笑顔の形が整うように練習してみましょう。
次に、口の回りの筋肉を使って「コー」と口をすぼめていきます。
「二―」と頬を持ち上げ、口角を上げる動作と、「コー」と口周りの筋肉を使って口をすぼめる動作を交互に行います。
「ニーコーニーコニーニー」と歌に合わせて、5回繰り返します。
Vをイメージして、頬を斜め上に持ち上げていくことがポイントです。
目が細くならないように、しっかり開けましょう。
「二―」と笑ったときに下の歯が見えてしまうのは、NGです。頬の筋肉を使わずに笑顔を作ったり、顔が前に出てあごに力が入ったりすると、口が横に開きやすくなるので注意しましょう。慣れるまでは、鏡で顔の左右のバランスを確認しながら行ってください。
1日1回5分、まずは1週間続けてみましょう。1回練習しただけでも頬が上がりやすくなり、顔にメリハリが出てきます。また、触ったときに頬の弾力を実感できるはず。頬に立体感があると、見た目の年齢が若くなります。また笑顔が美しくなり、印象もグッとよくなりますよ。
今日から誰かと目が合ったら必ず、上の歯を8本見せてニッコリ笑顔を習慣にしましょう!
表情筋研究家。表情筋トレーナー。1972年生まれ。年間約200回の「顔ヨガ」講演を全国で行い、テレビなどのメディアでも話題に。現在は表情筋を動かすコア・フェイストレーニングを提唱しています。タンゴダンス世界選手権 アジア大会 ステージ部門 チャンピオン(2010年)。『ながら顔ヨガ』(主婦と生活社刊)『間々田佳子の顔ヨガでV字上げ』(ぴあMOOK)など著書多数。
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