老け見えの原因・たるみを徹底的に撃退!
【医師監修】50代からの顔たるみ原因と対策!今日からできる若みせケア法
【医師監修】50代からの顔たるみ原因と対策!今日からできる若みせケア法
更新日:2025年10月24日
公開日:2022年06月30日
まずはここから:この記事でわかること
「正面より斜めからの顔が気になる…」そんな違和感の正体は“たるみサイン”かもしれません。この記事では、たるみの見つけ方、部位別の原因、毎日の対策・スキンケア、トレーニングやマッサージ、メイク・美容医療の選択肢までを整理。今日からできるケアで、顔印象を底上げしましょう。
監修者プロフィール
逗子メディスタイルクリニック院長 徳永理恵さん

国立東京医科歯科大学医学部を卒業後、同大学形成外科所属。横須賀市立市民病院では美容レーザー外来の立ち上げを行う。
都内美容皮膚科勤務を経て、『医療の力でQOLを上げる』をコンセプトに、2010年逗子メディスタイルクリニックを歯科医の夫と開院。3人男子の育児にも奮闘中。
所属学会:日本形成外科学会、日本美容皮膚科学会
正面では気づきにくい?たるみサインは「斜め顔」に出る

たるみは顔や頬、顎やフェイスライン、目の下に起こりやすいといわれています。顔にたるみが起こると、以下のようなサインが見られることも。チェックしてみましょう。
- ほうれい線が気になる
- マリオネットライン(口角から下に伸びる線)が目立ってきた気がする
- フェイスライン(顔の輪郭)がもたついて顔と首の境界線が曖昧になってきた
- 二重あごのようになってきた
- 顔の輪郭が四角くなってきた
- 顔が長くなってきた
- 毛穴が細長く変形している(たるみ毛穴)
たるみのサインは、正面よりも斜めから見たときのほうが目立つのが特徴。だからこそ「自分より先に他人が気づく」ともいわれます。鏡は斜めからもチェックを。
部位別に見る:たるみの主な原因

たるみはなぜ起こるのでしょうか?ここからは、部位別のたるみの原因を見ていきます。
顔・頬のたるみ
- コラーゲン・エラスチンの減少
- 脂肪の増加、むくみ
支持力が落ちるとハリがなくなり、風船がしぼむようにたるみが出現。脂肪やむくみも輪郭のもたつき要因に。適正体重の維持も対策の一つです。
顎・フェイスラインのたるみ
- 悪い姿勢
- 咀嚼回数の不足
下向き姿勢は老廃物や水分がたまりやすく、二重あご・輪郭の崩れにつながります。よく噛む習慣も見直しましょう。
目元・目の下のたるみ
- 目の酷使
- 血行不良
- こするクセ
スマホ・PCでまばたきが減ると眼輪筋に負担がかかり、たるみやクマの原因に。皮膚が薄い目周りは摩擦も厳禁。上まぶたのたるみが進むと眼瞼下垂の一因にも。
すべてに共通する要因
たるみを引き起こす主因には、以下も関係します。
- 加齢によるSMAS筋膜のゆるみ、顔骨の萎縮
- 表情筋の筋力低下
- 摩擦・紫外線などの外的刺激
- 体内の酸化ダメージ
今日からできる!たるみ予防&スキンケア

紫外線対策を徹底
紫外線、特にA波は真皮層まで届き、ハリ構造を傷めます。季節・天気に関わらず、毎日ケアを。
保湿で乾燥ブロック
乾燥はバリア機能を低下させ外的刺激に弱くします。たるみケア用の美容液・クリームでしっかり保湿を。
ハリを支える成分でケア
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
- ビタミンC、コエンザイムQ10
- ビタミンE
上記成分配合のアイテムで、引き締め・弾力ケアを後押し。
生活習慣を整える
睡眠不足・偏食・喫煙・過度の飲酒・運動不足は老化を早めます。抗酸化のビタミンA・C・E、ポリフェノールも意識して。
姿勢を整える
下向き・猫背は口角下がりや皮膚のたるみを招きます。日常から「顔を上げる」習慣を。
表情筋ケアをプラス
マスク生活で使う機会が減った表情筋は、トレーニングやストレッチ、頭皮・顔のマッサージでケアを。
たるみ改善へ:フェイスストレッチ&トレーニング
表情筋トレーニング
たるみ対策には、表情筋トレーニングが有効。ビフォー写真を撮っておくと変化が実感しやすくなります。
- 目を開き、口角を上げて頬を引き上げる
- 上の歯を8本見せ「ニー」と笑ってキープ
- 「コー」と口をすぼめる
- 「ニー」「コー」を交互に
- 「ニーコーニーコニーニー」と5回繰り返す
側頭筋ストレッチ
こめかみ上の側頭筋は凝りやすく、顔のたるみに影響。やさしく円を描くようにマッサージを。
- 親指以外の4指を耳の上へ
- 指腹でゆっくり円を描く
- 場所をずらして繰り返す
たるみ改善マッサージ&リンパケア
ほうれい線対策:リガメントほぐし
頬の靭帯(リガメント)のこわばりはほうれい線の一因。「リガメントほぐし」でしなやかに。
図のA→Bへ、親指で斜め上に3秒ずつ圧迫。合計2分を目安に。
リンパケア
リンパケアは老廃物の滞りを流し、むくみ・たるみの予防に。肩こり・冷えの改善も期待できます。
メイクも味方に!見え方を上手にカバー
大人はアイメイクで目ヂカラUPを。顔全体が引き締まって見えます。
根本改善を目指すなら:美容医療という選択肢
セルフケアは予防・カバーに有効ですが、根本改善には医療も選択肢。まずは美容医療のカウンセリングで適切な施術を相談しましょう。
- HIFU
- ラジオ波
- ボトックス注射
- ヒアルロン酸注入
- スレッドリフト(糸リフト)
- 切開によるフェイスリフト など
まとめ:角度も習慣も見直せば、顔印象は変わる
たるみは誰にでも起こりますが、紫外線対策・保湿・姿勢・表情筋ケアの積み重ねで進行を緩やかに。鏡は斜めからもチェックし、気づいた今日から小さなケアを。必要に応じてメイクや美容医療も取り入れ、無理なく続けられる“若見え習慣”を育てていきましょう。




