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- 冬の養生の始めどきです
こんにちは。女性のみなさまの美と健康のお手伝いをしております鍼灸師、あんまマッサージ師の岸村有子です。そろそろ冬の養生を始めましょう!
冬の養生
冬眠をする動物がいるように、冬は人間である私たちもあまり行動的にならず、ゆっくり過ごしてみてはいかがでしょうか。春からずっとがんばってきた体をいたわり、次の春へとエネルギーを蓄えるときです。
冷えにご注意!
気温が下がることで血液の循環が悪くなり、普段冷えを感じない方も足先の冷えで寝つきが悪くなると聞きますね。みなさん指先、足先の冷えには敏感です。
ぜひお風呂に入る前にご自身のおなかに触れてみてください。意外とおなかが冷えている方が多いはず。おなかに冷えを感じたら、ゆっくりお風呂に浸かったり、温かいお食事で体の中から温めるようにしましょう。
外出の時はお腹と背中のちょうど同じ高さのところの2か所に、体を挟むようにカイロを貼ってみると効果的です。
おなかを温めると、手や足先まで徐々に温まってきますよ。
乾燥にも引き続きご注意を!
日本の冬はとても乾燥しますね。感染症対策のためにも美のためにも、秋に引き続き潤いが大切です。外側からだけでなく、ぜひお食事で内側からの保湿を心がけましょう。
おいしく冬に備えるには
冬は黒い食材!
黒ゴマ、黒キクラゲ、海苔、わかめ、黒豆、黒糖、黒米などがおすすめです。
また体を温めて「腎」を補う穴子、エビ、栗、羊肉などを、上手にメニューに取り入れてみてくださいね。
生姜やニンニク、ネギなども体を温めます。唐辛子も食後は体を温めますが、汗をかくことで熱も奪われますのでほどほどに。
我が家では、一年を通して紅茶に生姜、ナツメ、クコの実、黒糖、シナモンパウダーを入れたものを朝食に欠かさず飲むようにしています。体を温めたいときは、生姜は必ず加熱したものを使いましょう。
今日のツボ【照海(しょうかい)】
照海(しょうかい)は「腎経」のツボです。東洋医学で冬は「腎」を補うことが大切といわれています。
「腎」は体のエネルギーの源なので体を元気にしたり、冷えを緩和したり、不眠を解消したりとハルメク世代には効果的なツボといえるでしょう。そしてもちろんアンチエイジングにも効果的です。
また2月にお伝えした三陰交(さんいんこう)をセットでお灸することをおすすめします。
ツボの場所
内くるぶしの中心の真下。指一本分下になります。
ツボの探し方
内くるぶしの一番高い中心に親指の端を当て、ちょうど指の幅一本分のところにあります。
お灸の使い方
詳しくはこちら(今日のツボ【三陰交(さんいんこう)】お灸の使い方)をご参照ください。
■おすすめのお灸
煙のでないお灸 せんねん灸の奇跡 ソフト
こちらは煙の出ないお灸です。窓を閉め切りがちな季節におススメです。
※お食事やお灸の効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。
《立冬》
りっとう 二十四節気の19番目。11月7日~11月21日
ちょうど紅葉を楽しむ秋の深まる時期ですが、暦の上では冬の始まりです。白菜やゴボウ、大根などがおいしくなってきます。特に根菜類は体を温めるものが多いので、積極的に取り入れましょう。
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