食養生って難しい?「養生食」と考えたら実は簡単!
2022.09.232022年05月20日
美と健康のために『東洋医学』をもっと身近に
耳のマッサージでー5歳を目指しましょう!
こんにちは。女性のみなさまの美と健康のお手伝いをしております鍼灸師、あんまマッサージ師の岸村有子です。寒暖差やぐずつく空模様に体調を崩されていませんか。耳のマッサージで気分をあげていきましょう!
耳には全身のツボがあります
数年前、耳つぼダイエットや耳つぼジュエリーなどが話題に上り、すでにお試し済みの方もいらっしゃると思います。
耳つぼへの刺激が中国に何千年も前からある治療法であることはご存じでしょうが、実は東洋だけではなく、1900年代半ばにフランス人医師ポール・ノジェ博士が耳介治療として発表しています。
日本では「耳つぼ=ダイエット」の印象が強いですが、海外では全身の治療に用いられ、WHOにおいても耳介経穴が標準化されています。
東洋医学では耳は『腎』の器官。『腎』とはとても重要な生命力の元と考えられています。高齢になると耳が遠くなるのは、『腎』つまり生命力の元が少しずつ減ってくるからです。
小さいお子さんの耳に触れると、驚くほどとても柔らかいです。ご自分の耳が硬くなっていたら、マッサージのタイミングです。
まずはご自分の耳の状態をチェック!
- 耳全体を前に倒す(餃子の形になるように)
- 耳全体を後ろに倒す
- 硬さや冷たさが分かりましたか?
マッサージをしていきましょう!
- 耳たぶ―頭部のツボ……全体を優しくマッサージすることで頭がすっきり
- 耳の外側を耳たぶから上へ……親指と人差し指で挟むように
- 耳の前の部分……人さし指の指先で点刺激。聴こえやめまいに効果的
- 耳の内部-内臓のツボ……人さし指の指先や綿棒で点刺激
- 耳たぶの後ろのくぼみ……人さし指の指先で点刺激
*1は10秒間。2は5回。3~5は、一か所5秒を3回。
毎日続けることで耳が柔らかくなり、温かくなってきます。自律神経も整うので体が楽になるはずです。
4月にご紹介した頭皮のマッサージと組み合わせることで相乗効果も期待できます。
おいしく養生ごはん【ベビーコーンの天ぷら】
トウモロコシを早採りしたもので、ヤングコーンとも呼ばれます。
葉酸やビタミンEの他、亜鉛や銅などミネラルも豊富です。カロリーが低いのに食べ応えがあるのも魅力的。食物繊維が豊富なので腸内環境を整えてくれます。ひげ根はむくみ解消にも。
缶詰や冷凍のものもありますが、この時期はぜひ外皮付きのフレッシュなものを。数枚の外皮とひげ根も一緒に味わってくださいね。シンプルにお塩で素材の甘さを味わってください。
その他のおすすめ調理例:グリル、ソテー
《小満》
しょうまん 二十四節気の8番目。5月21日~6月4日
すべての草木が成長し、天地に満ちるとき。梅雨入り前の比較的過ごしやすい時期ですが、「走り梅雨」と呼ばれぐずつく日が数日続くこともあります。晴れ間を見つけて見頃のアヤメやカキツバタ、芍薬、牡丹を見に行ってリフレッシュしましょう。
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