食養生って難しい?「養生食」と考えたら実は簡単!
2022.09.232022年03月09日
養生で【鍼灸】をもっと身近に(3)
大人女子におすすめのスパイスと花粉症に効くツボ
鍼灸師、あんまマッサージ師として、女性のみなさまの美と健康のお手伝いをしております岸村有子です。暖かい日差しで、春の訪れを日々感じられるようになってきましたね。いつものようにおいしく体をいたわりながら、春を楽しみましょう!
おいしく養生ごはん【桜鯛のサフランライス】
世界中で一番高価なスパイスといわれるサフランですが、その成分の効能はとても多く、古くから世界中で活用されています。
シミやくすみなどの美容効果、更年期症状の軽減、イライラや不眠など心の不調の改善、豊富なビタミンやミネラル、抗酸化作用でアンチエイジングなど、一言では言い表せないほどの効果を秘めたスーパースパイスなのです。
特に大人女子にうれしい効能が豊富なので、今回のレシピのメインに選びました。鮮やかなビタミンカラーの黄色は、テーブルだけでなく心も明るくしてくれるはずです。
〈作り方〉
1.サフランを水またはお湯につけ20~30分ほど置き、色を出す。色が出たら、塩、胡椒、チキンブイヨンを加える。水の分量は炊飯の時と同じ
2.フライパンでみじん切りにした玉ねぎとニンニクをオリーブオイルで炒める
3.洗った米(無洗米であればそのまま)を加えて表面が透明になるまで炒める
4.米を平らにし、桜鯛、人参、きのこなどお好みの野菜をトッピングし、1のサフランのだしを加える。ここでローリエを加えるとさらに奥行きのある味に
5.ふたをして中火で15~20分炊く
6.ふたを取って火加減を少し強くし、余分な水分を飛ばして出来上がり
★4と5を炊飯器にお任せしてもOK(その場合は6を省略)
サフランは米2合に対しひとつまみを目安に、ご自分のお好みに調整してみてください。桜鯛の代わりにおすすめなのがエビ、イカ、アサリ。鯛同様に体のエネルギーを補ってくれます。他の白身魚でもおいしくできますし、魚の代わりに鶏肉でもOK!
お好みの野菜と組み合わせればレパートリーも増えます。フライパン一つでできますし、サフランライスを作っている間にサラダやおつまみ、サイドメニューも作れるのでおもてなし料理にもなりますよ♪
今日のツボ【合谷(ごうこく)】
ご存じの方も多い、見つけやすく、お灸も付けやすいツボです。
「合谷(ごうこく)」を刺激することで、揺らぎがちな気持ちを落ち着かせる働きがあります。また首から上の症状に効き、頭痛や目、鼻の不快感の解消に効果があります。
春先のなんとなく気持ちのふさぎ込むときや、眠りの浅いとき、花粉症でおつらいときにおすすめです。お灸以外でも、外出先では親指で押して、気持ちの良い刺激をお試しください。
ツボの場所
親指と人差し指の骨が交わったところから、少し人差し指の指先に向かったところです。
ツボの見つけ方
骨の交わったところから指先に向かって軽く触ると指が止まります。上記の場所は目安ですので、指先を少しずらして周辺の一番感じるご自身のツボを見つけてください。
おすすめのお灸
煙のでないお灸 せんねん灸の奇跡 ソフト お顔の近くなので煙が少ないのがおすすめポイントです。
香りがえらべるお灸 はじめてのお灸moxa Encens 香木のかほり ほのかな白檀の香りに癒やされます。
*お灸の詳しい使い方についてはこちらをご参照ください。
*お灸は心地よい温かさでお楽しみください。
*途中で熱さを強く感じる場合は火傷に気を付けて、すぐに取り除いてください。
*まずは一つのツボから。ツボ一か所にお灸一つで十分です。
*ご自分へのご褒美としてリラックスタイムになりますように。
《啓蟄》
けいちつ 二十四節気の3番目。3月5日~3月20日。
「寒さが緩み、土の中に隠れていた虫たちが出てくる季節」を表します。山菜やタケノコ、新玉ねぎ、サヨリなどの旬のもので栄養を付け、春の日差し中、お散歩に出かけましょう! もちろん紫外線対策を忘れずに。
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