少女の頃からずっと少女漫画が好き!

#わたしを作った少女マンガ5冊

公開日:2022.09.04

Twitterの#(ハッシュタグ)で『わたしを作った少女マンガ5冊』というのが話題になっています。

#わたしを作った少女マンガ5冊

#わたしを作った少女マンガ5冊

『#わたしを作った少女マンガ5冊』で、いろんな人が自分の少女時代に影響を受けた少女マンガについてTweetしていて非常に興味深いです。

ブログでもたくさんの少女マンガファンの方が、『自分の5冊』を挙げるとともに、深い考察をされています。

そこで大の少女マンガファンである私も考察してみました。

私と少女マンガ

私の子ども時代は、貸本屋全盛時代と言える頃でした(昭和40年/1965年頃です)。

家の近所のルナ書房という貸本屋で、少女マンガを借りて読むことが至福の時間でした。その頃から半世紀以上が過ぎた今でも、貸本を返し忘れて何日も経ってしまって「どうしようお母さんに叱られる!」と泣きそうになる夢を見ることがあります。

当時私は『りぼん』『週刊マーガレット』『Sho-Comi』という少女マンガ雑誌に夢中でした。

私を作った少女マンガ5冊

私を作った少女マンガ5冊

私の年齢の小さかった頃からの順に書きます。

1.『エンゼルの丘』(手塚治虫)

1960年~1961年に『なかよし』で連載されていて、うんと小さな頃に読みました。数奇な運命に翻弄される人魚姫ルーナのファンタジーで、大好きなお話でした。同じ頃に読んでいた、ルイーザ・メイ・オルコットの作品(若草物語など)と同じくらい影響を受けたと思います。

2.『サイボーグ009』(石ノ森章太郎)

これは、少女マンガではないので、本当はここに書くのはNGなのですが……。いろいろ考えて、これはやはり私の中では1位なので外せません。

悪の組織とたたかうサイボーグたちの話です。島村ジョーは不良で、少年院を脱獄した時にさらわれてサイボーグに改造されるのですが、彼を捕まえた男たちが「こいつでいいや」と言ってジョーを拉致するところに、なぜかハートを掴まれました。

「こいつがいい」ではなく「こいつでいいや」なのです。その後ジョーは009として悪と戦ういわばエリートになりますが、優秀だったから選ばれたのではなく、偶然に拉致されただけの不良だったというところに、小学生だった私はなぜか人生の理不尽さと儚さを感じたのかな、と思います。

3.『日出処の天子』(山岸凉子)

主人公は聖徳太子です。天才であまりにも繊細で、破滅的な性格の美少年として描かれています。この作品の内容を、私なんかが要約して安易に語るのがためらわれるほどの大作であり深い作品です。『LaLa』に連載され、1983年度、第7回講談社漫画賞少女部門を受賞しています。

4.『ポーの一族』(萩尾望都)

永遠の時を生きるエドガーという少年を主人公にした作品です。エドガーの苦しみ、孤独、時の流れの中に彷徨うことの絶望感など、現実世界に生きる私からは遠い感情であるにもかかわらず、共感を得ました。

5.『テレプシコーラ』(山岸凉子)

バレエマンガです。天才と称される姉を持つ妹が主人公ですが、彼女の成長をはらはらしながら見守り、連載を追いかけました。二人の娘もこの作品の大ファンなので、一時は「ゆきちゃんがこんなこと言っていたけど」と、家族の会話の中に主人公が出てくるくらい身近な存在になっています。

みなさんの、『私を作った少女マンガ5冊』は何でしょうか?

 

■もっと知りたい■

 

カオルコ

東京都杉並区出身。建築士としてコンサルタント会社勤務。2匹のシンガプーラとちび猫1匹と次女と暮らしています。ユニバーサルデザインとしての家・街などの空間について学びながら発信したいです。また現在3拠点生活をしているのでその暮らしについても書きたいです。
 

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