悩んだ時は気にしない♪一休さんで行こう!
2021.07.272021年06月25日
東京から大分まで、免許取り立ての息子とドライブ
私と母へ、息子からのダブル親孝行
9年前になるかしら、大学生の次男と夏休みを利用して長距離ドライブをしたのは。次男はまだ免許取りたてにも関わらず、夫の大胆な提案で、私の実家大分市まで東京から車で行くことになりました。
長距離運転の冒険
夫は子供たちに冒険をさせるのが好きでしたが「お母さんを連れて、大分に帰ってこい」の発言にはみんな目が点状態でした。
でも、最初は驚いた大学生になる次男がすぐに喜んで引き受けたのです。親が好きなことは、自然と子どもも興味を持つようになって、いつの間にか自分の趣味になっているのですね。
出発日が近くなってくると、夫の方が段々と緊張気味に……。「運転に慣れていないのに、東京から高速で、しかも長距離。大丈夫だろうか」。
初めての高速長距離運転
「高速は初めてなんだよね。ナビもあることだし、何とかなるでしょ」。運転席の息子は得意げな顔で出発しました。慣れていなくてもラインの取り方は自然と身についていて、車線変更もスムーズ。夫の運転に似ていたように思います。
1時間半おきくらいに「今、どこだ」と、かかってくる夫からの電話には心配の色が隠せません。夫も頭の中で一緒に運転をしているかのように通過地点を聞いて、安堵していました。
若い人の漲る体力は凄いですね、あっという間に本州の端まで到着です。関門橋を渡って、後一息でしたが、霧の異常発生で、当日到着の夢は叶いませんでした。
車中泊
身動きがとれないので、駐車をすると後部座席をフラットにして、寝ることにしました。車窓から夜空を見ながら思い出話を始め、いろいろな話題で盛り上がっていましたが、慣れない運転で流石にクタクタだったようで、返事はいつしか寝息に変わっていました。魚釣りのお供で夫と一緒の車中泊もいい思い出ですが、機会の少ない貴重な体験になりました。
予定外の里帰り
両親には必ず電話で到着時間を知らせるのですが、今回は嬉しいサプライズにしたかったので、こっそり実家の駐車スペースに入って……。音は静かでもさすがに車が敷地内に入ると、母親が気づいて、窓越しに呆然と立ちすくんでいました。
「格好いいお兄ちゃんがいると思ったら……!」
次男だということはすぐに分かり、最高の笑顔で迎え入れてくれました。今は社会人の長男が4歳以降は、私一人だけの帰省でしたので、次男は15年以上ぶりです(今回、長男は残念ながら仕事でした)。ずっと手紙とともに入れた家族の写真で、子供たちの成長を喜んでくれていました。
実際に孫と直接話をしているときの母親の姿が何とも幸せそうで、今でも目に焼き付いています。
ドライブがてら母の実家へ
せっかく車があるので、みんなで湯平(大分県)に出かけることになりました。
私の中の映像は40年以上前のままです。その頃の記憶を頼りに出発したものの、月日の経過は新しい街への目まぐるしい変化で、ナビに住所を入れても到着まで苦労しました。兄夫婦との再会と念願のお墓詣りで、母はようやく肩の荷を下ろせたようです。
親孝行を兼ねた今回の大冒険は大成功で、強烈な思い出の1ページとなりました。
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