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更新日:2022年12月17日 公開日:2022年12月09日
二度と散らからない捨て方のコツ#4
物が多いながらも軽やかに暮らす、料理研究家の黒田民子さんのお宅を公開!物が多くてもスッキリ見せるためのアイディア、これ以上物を増やさないためのコツをご紹介。キッチンやクローゼットなどの片付け法に加え、思い出の品の処分方法も教えてくれました。
1947(昭和22)年、大阪府生まれ。 料理研究家。都内の築40年のマンションに暮らしている。7年前に夫を亡くし、一人住まいになった母を心配する長男が帰ってきて、今は一緒に生活している。『やさしい保存食と自家製レシピ』(主婦の友社刊)他、著書多数。
料理研究家の黒田民子さんが暮らすのは、築40年のマンション。
「物がいっぱい」と黒田さんは笑いますが、見たところスッキリ。仕事柄、食器や食材などは多いのですが、決まった戸棚に収まっており、「使いたい物は、いつでもすぐに取り出せる状態です」と黒田さん。
一方で、家には常に新しく物が入ってきます。特に増えがちな紙類・衣類などは、しまう前に残すか判断。「しまい込むと持っていること自体を忘れるから、家に持ち込んだときが、捨てる決心をつけるタイミング」と黒田さん。面倒なことこそまとめてやらず、パッと片付けます。
「7年前に夫を亡くして自由時間はたっぷり。実は夫の方が片付け好きで、私はそれほどでもなかったんです。でも家がごちゃごちゃだと、何をしていても気になります。一人だからこそ、好きなことにスッキリ打ち込むために、散らからない家でいたいのです」と黒田さんは話します。
「“散らからない家”を続けるために、これ以上は物を増やしません」と黒田さん。大切な物こそしまい込まずに、リビングに飾ることにしていると言います。
「雑誌の整理は、買って1年が目安」。後から読んで参考になりそうなページは切り取り、花、スマートフォンなどジャンルごとにクリアファイル別に保存。
毎日届く郵便物は、その日のうちに整理。「行きたい展覧会の情報などは、期間や場所をカレンダーに書いて、チラシ自体は処分」。古紙回収に出しやすいよう、玄関に置いた紙袋へ捨てます。
「好みの服だけでそろえれば、クローゼットの中は増えません」と黒田さん。
好みが決まっていて、どの服も似たテイストだから、枚数が少なくても多様に着回せると言います。色のトーンも揃っているので、クローゼットの見た目もスッキリ。「これ以上増やさないよう、しまうスペースを区切るのも大事なこと」と黒田さん。
リメイクしようと気負うと、着ない服を放置しがち。「このスカーフは、カーディガンのフリルを切り取っただけ。リメイクは手間なしが基本」と黒田さんは言います。
いつもと違う服に挑戦、と買った服は、帰宅して冷静な目で判断。「着ないと決めたらすぐに譲る。早ければシーズン中に着ていただけますから」と黒田さん。
持ち主がいる場合は、送ってしまってどうするかの判断を任せてしまうのが簡単!亡き人の物は、残すか捨てるか悩みどころ。
残すか判断に困る、独立した子どもの物。「写真、絵本などは宅配便で送って処分をゆだねれば、いる・いらないに悩まず済みます」と黒田さん。
亡き夫の思い出の品は、「細かく分別するといくら時間があっても足りません」と黒田さん。夫が一番好きだったカメラだけを残し、あとは処分しました。
キッチンは、物が多い場所。でも、どこに何があるかさえわかっていればOKです。
台所全体の片付けは大変でも、引き出しだけならラク。スッキリ維持には、スキマ時間を使った片付けを。1分でできるところまででOKです。「やったら自分を褒め、持続する意欲になります」と黒田さん。
「左側の大きなジューサーはスムージーを作る夏だけ活躍。でも、見栄えがいいので、一年中キッチンカウンター上に」。考え抜いて買ったお気に入りは、出したままでも気になりません。
就寝前には、キッチンシンクやカウンターを拭き上げてキッチンをリセット。「朝、起きてうんざりしないように、散らかったまま翌朝を迎えないのがコツ。次のことにすぐ取り掛かれます」と黒田さん。
「掲示板」になりがちな冷蔵庫のドアに、DMやチラシは禁物。「貼ったらバーッと一気に拭けません。掃除嫌いだからこそ、余計な手間になることはしないんです」と黒田さん。
「『散らかる』とは、物が行き場を失ってしまった状態」。よく使う調理器具は、使う場所の近くを定位置にすれば、片付けの手間が減ります。
次回は、捨て方がわからない物、自宅にたまりやすい物、思い出の品について、捨てる基準と捨て方についてご紹介します。
取材・文=野田有香、井口桂介、大矢詠美(すべてハルメク編集部) 写真=安部まゆみ
※この記事は雑誌「ハルメク」2022年5月号を再編集しています。
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