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- コロナ禍で大流行の「断捨離」どうしたら成功する?
コロナ禍の1年で多くの人が取り組んだ「断捨離」(ハルメクWEBアンケートより)。でも、住まいや暮らし方をまだまだ見直したい人は多いようです。その見直し方、本当に手放すべきものは何かを、「断捨離」の提唱者・やましたひでこさんに伺いました。
新時代を幸せに!プロが教える「やめ方・始め方」
新型コロナウイルスによって生活様式が大きく変わった1年間。ハルメクWEBでは読者のみなさんの「やめたこと・始めたこと」に注目! 断捨離・貯金や保険の見直し・人付き合い・家族など、新しい時代を生きるための情報を手に入れられる全5回の特集です。
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「断捨離」は「整理・片付け」ではない!?
ハルメクWEBで行ったアンケートの結果、多くの読者が「家の中を見直して模様替えをした」「断捨離をした」と回答。また、「これからやりたいこと」として断捨離を挙げた人も多く見られました。
やましたひでこさん(以下、やましたさん)
「そのこと自体はとても良いことなんですが、気を付けていただきたいのは、断捨離=お片付けではない、ということなんです」
――えっ? 「断捨離」と言えば、無駄な物を減らしてすっきり暮らすことなのでは……と思っていたのですが?どうやらそこにはもっと深い意味がこめられていて、そこを理解しないと「一時的な成功体験」で終わってしまうようです。一体、どういうことでしょう?
「断捨離とは『居場所づくり』。そこを理解しないと、気持ちのいい家にはなりません」
やましたさんによれば、この1年の間に、人々の『居場所』は大きな影響を受けたと言います。
「コロナ以前、通勤通学をしている人にとっては会社や学校が昼間の居場所で、家は夜の居場所でした。その人たちが昼間も家に居るようになった。これは大きな変化です。
主な居場所が会社から家に変わった人たちは、家に物が多いと『散らかってるなあ。居心地悪いなあ』と感じてしまう。リモートワークをしようとしても、家が気になって落ち着かない。一方、それまで家に居た人にとっては、昼間も家族が居るので『私の居場所が変わってしまった』と感じる。やっぱり居心地が悪い。
そこで、はたと『家が居心地のいい場所じゃなくなってしまった』、『物に乗っ取られている!』と気が付いて、『断捨離せねば!』と物を捨て始めるわけです」
でも、ここに落とし穴が一つ。
「断捨離の本当の目的は『居心地よく暮らす』ことであって、捨てることは手段にすぎません。ただ物を減らせばいいと考えると、断捨離は失敗しやすいんです」
断捨離の失敗とは、どういうこと?
「目の前から物が減った。家の中がすっきりした。それで目標達成、じゃないんです。
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