恋愛、不倫、結婚…山田詠美さんが思う人間関係の本質
50代女性なら一度は、青春時代、山田詠美さん描く恋愛小説の世界に没頭したことがあるのではないでしょうか?そして、鮮烈なデビュー後の誹謗中傷を目にしたことが……。
自伝的小説『私のことだま漂流記』には、黒人米兵とクラブ歌手の同棲生活を描いた『ベッドタイムアイズ』でデビューした当時、山田さんの身の回りで起こった心無い批判や誹謗中傷について明かされています。
「今ならリベンジできるかな、と思って(笑)」と微笑む山田さんですが、苦しい時期を耐えて自分を信じて書き続けられたのは、家族や友人のおかげ、と振り返ります。
時にスキャンダラスに語られがちだった小説、自身の恋愛、結婚、離婚……。でも、それらの本質とは何なのか、60代になった山田詠美さんが語り、改めて私たちに気付かせてくれます。
周囲の目が気になって一歩を踏み出せないとき、大切なものを手放してしまいそうなとき、シンプルに心に響く山田さんのお話に、きっと勇気づけられるはずです。