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- お金の管理も怪しくなってきた認知症の父
認知症になると、問題になるのが、お金の管理。ATMの使い方を忘れてしまう、財布を落としてしまう、などなど危なっかしい事態が、次々に起こります。けれど、自分で管理したがる人も多く、どうしたらいいのか悩みどころです。
財布と通帳を落とした!
先日、認知症の父(82歳)は、ATMでおろしたお金を持ったまま買い物に行き、財布や通帳、診察券、保険証が入ったかばんを落としてきました。
実は、財布や通帳を落としたのは、今回で2回目。
1回目は、拾ってくださった方がいて、大事に至りませんでした。が、今回は、落とした金額(7万円!! です。そんな大金、何に使うつもりだったのでしょうか?)が大きかったので、「全額返ってこなくても、仕方がないよ」と、母と話していたのですが……。
見つかった!でも…
父が買い物に行ったスーパーの店員さんが拾ってくれたのです。
ただし、財布の中身の半分は、使われていました。多分、最初に拾った人がいくらか使って、また、元の場所にポイっと捨てたのでしょう。
全額使われなかっただけでも、不幸中の幸いでしたが、これからどうする?
自分で管理したい!気持ちはわかるが…
以前よりも、父の認知症は進んでいます。
ひとりで散歩に行ったとき、帽子や傘を忘れて帰ってくるのは、しょっちゅう。
先日も、自転車で買い物に行ったことを忘れて、2〜3日してから思い出し、スーパーまで取りに行ったこともありました。
毎日、いろんなことを忘れてしまうのです。そんな父にこれ以上、自分でお金を持たせるのは無理。かといって、無理やり取り上げたら怒るでしょう。
どうするか、母と電話で話し合っても、いいアイデアは思い浮かばず悩んでいました。
勢いに任せて、取り上げた
結局、警察に紛失物を取りに行き、帰宅してから、母が「(通帳を)自分で持って、また落としても困るから、これからは私が管理するで」と言ってみたら、案外素直に通帳を渡してくれたそうです。
今回のことは、父もよっぽどショックだったのでしょう。
最近、母は父にこんな質問をしてみたそうです。
(母)「自分のこと、どう思っている?」
(父)「周りがボケたっていうから、ボケているんだろうなぁ」
父が自分のことを「ボケた」と言ったのは、初めて。さすがにちょっと自覚が出てきたのでしょうか?
あんなに頑固だった父が、自分の認知症を認めつつある。認めてくれるのはうれしいけれど、なんだかそれは、これから先どんどん認知症が進んでいくようで悲しい。複雑な気持ちです。
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