大人の手帳術1:夢や目標を叶える人の「手帳の使い方」と5つのメリット
2024.12.292022年06月23日
50代でも日々是挑戦♪(33)
「写経」で心のデトックス
新卒で勤めた会社を50代で早期退職。半年後に再就職してからの人生をセカンドステージとして、「興味のあることはちゅうちょせずにやってみる」をモットーに行動中。今回は「社交界」ならぬ「写経会」デビューのお話です(笑)。
なぜ写経?
文章を書くのも、文字自体を書くのも好きです。いつかは筆文字をスラスラ書ける人になりたい、心穏やかに落ち着ける時間を持ちたい、という2つの願望が同時に叶えられそうな写経に、以前から興味がありました。
新たな仕事も想定外に忙しく、ややイライラすることも増えた矢先、写経に関するドキュメント番組を観ました。とたんに、「そうだ、写経をやろう!」となりまして……(笑)。
近所で検索してみたところ、偶然にも時々ウォーキングで通りかかるお寺がヒット。月1回の開催で、6月の開催日がちょうど3日後だったのも何かのご縁、と先日参加してきました。
写経のお作法
初めて足を踏み入れたお寺。通されたお部屋は、大きな窓から陽の光や木々の青々しさが感じられる、シンプルモダンな空間でした。
写経用具がセットされた机に座り、まずは「写経のしおり」に目を通します。
写経とは「私たちの先祖から受け継がれた浄行」とのこと。浄行……今でいう「デトックス」ですよね。
~現代に生きる私たちは、写経によって「自己をならい、自己をわするる」落ち着いた時間を大切にし、祈りや願いを生活の中に活かしていく一つの証としたいもの~
という一説に、ふむふむ、そうそう。私が求めていたのはこういうこと、とテンションが上がります。本来、心を落ちつかせなければいけないのに(笑)。
しばし教えられた通りに姿勢を正し、心静かに墨をすります。時間になると副住職が恒例の説法をしてくださり、全員で般若心境を唱えたあと、写経がスタート。
お手本の上に写経用紙を引き、それを丁寧になぞるだけのつもりが、見慣れない漢字や筆文字独特の筆致をまねることにやや苦戦します。もっと上手に書けると思っていたのに……。
心を無にして集中するはずの時間も、時々雑念が浮かび、完成を急いで筆が滑るなど、全然修行の足りない私。でも副住職曰く、「無理に心を無にする必要はない」。少しホッとしつつ、一文字一文字、静かに筆を動かします。
いつしか夢中になること約1時間と少し。最後に「願意」と、自分の住所や氏名、日付を記して終了です。
書き上げたものはそのまま持ち帰り、ある程度の枚数になったら奉納。それまでの間は、完成品を見比べて上達ぶりを確認することにします。
終了後のお楽しみ
終了後は、各自道具の片づけをして、時間のある人は住職の奥様がいれてくださったお茶とお菓子で談笑タイム。
この日の参加者は、私を入れて9人。皆さん、年齢的にも大先輩の方ばかり、最年少の私は久しぶりに「若い人」呼ばわりです(笑)。ちょっとした世間話程度でも、新しいコミュニティーの仲間入りをさせて頂けたような、新鮮で楽しいひと時でした。
初詣や法事の場以外でも、神仏に手を合せたり、心を整える時間を持つのはとても気持ちが良いですね。寺ヨガと同様、写経も今後大切にしたい趣味の一つになりそうです。
皆さんも、「お近くの地名+写経」で検索、写経体験してみませんか?
■もっと知りたい■