28年の会社人生をリセット(13)

50代から日々是挑戦 ~寺ヨガ、始めました~

公開日:2021.08.08

更新日:2021.08.03

2020年3月、28年勤めた会社を早期退職した私。セカンドステージでは、「思うことはやってみる」「降ってくる話は断らない」をモットーに、小さなチャンレンジを重ねています。今回は「お寺でヨガ」のお話です。

50代から日々是挑戦 ~寺ヨガ、始めました~
お寺の本堂でのヨガ体験

コロナ禍でやめてしまったヨガ

2020年春の退職とほぼ同時に深刻化したコロナ禍で、4~5年続けていたヨガをやめました。教室自体が休止に追い込まれてしまったのがその理由ですが、以来、運動不足街道をまっしぐら。オンラインで続けるわけでもなく……。その後どうなったのかは、前々回の「人生最高体重問題」でも告白済み(笑)です。

そんな矢先、ウォーキングに加え、ヨガも再開することにしました。今度はスタジオレッスンではなく、身近なお寺や神社で開催される、その名も「寺ヨガ」という形で。

寺ヨガとの出会い

きっかけは、Facebookに上がった告知記事でした。「寺ヨガスタート、初回は本殿でのおはらいイベントあり」という魅力的な情報に思わず目がとまります。これだ! と思った私は、ご近所仲間の友人を誘い、おはらい付きという幸先のよいタイミングで、ヨガ再開を果たしました。

会場となる八幡宮は、自宅から徒歩約20分の距離。往復40分はウォーキングノルマに加算できるので、一石二鳥です。

寺ヨガとの出会い
歴史を感じさせる、風格ある本殿

おはらいは、宮司の計らいでヨガウェアのまま拝殿に上がらせていただき、疫病退散の祈りも込められた恭しいものでした。これだけで気持ちもスッキリ、もはやコロナにも感染しない気がする(わけないですが、笑)ほど、清涼な空気感にあふれていました。

寺ヨガとの出会い
レッスン前にはややきつい、本殿への急階段

お寺や神社でヨガをする意味

私が通う八幡宮の会場は、社務所の奥にある畳敷きのお部屋です。鏡はないものの、インストラクターの先生を囲むようにマットを並べ、障子や床の間を背にして取り組むヨガはなんだか新鮮でした。

お寺や神社でヨガをする意味
マットはインストラクターを取り囲むように並べます

鼻で息を吸って鼻から出す呼吸も、すっかりおろそかになっていましたが、「普段、無意識にしていることを意識化すると無になれる」感覚は久しぶりです。それが畳の上というのも、とてもしっくりきます。

お寺や神社でヨガをする意味
心落ち着く畳と障子の部屋

寺ヨガのもう一つの趣旨は、「地域とのつながり」にあります。日本人に身近な場所であるお寺や神社は、宗派に関係なく家族の健康や幸せを祈る場です。そんな場所で行うヨガは、年齢や性別に関係なく参加可能。

人と人とのつながりを大切にしたいという主宰者の想いから、少人数での自己紹介や近況報告の時間などもあり、とてもアットホームに楽しめます。ただし、ヨガそのものは、思いの外ハードでした(笑)。

この寺ヨガ、最近ではいろいろな団体があちこちで開催しているようです。みなさんのご近所にもあるかもしれません。費用も良心的ですし、場が場だけに、いつにも増して五感が研ぎ澄まされるような気がしますよ。お住まいのエリアで、探してみてはいかがでしょうか?

 

■もっと知りたい■

ソレイユ子

2020年、新卒で28年勤めた会社を早期退職。思いきってセカンドキャリアに踏み出したら、新たな視界がひらけました。副業ライター、キャリアコンサルタント、手話学習に時々ボランティア…。やりたいことをやれる範囲で、ユルく楽しく歳を重ねようと、今も日々模索しています。

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