28年の会社人生をリセット(8)

50代から日々是挑戦 ~ディズニーで学んだこと~

公開日:2021/05/21

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2020年3月に早期退職した私。28年の会社人生における珠玉の経験は、フロリダ・ディズニーワールドでの研修生活でした。毎日が目からウロコの連続。「人生の宝物」となった1年の記憶を辿り、今後数回にわけてお伝えしていきます。

50代から日々是挑戦 ~ディズニーで学んだこと~
世界11ヶ国から集まった仲間達

ディズニーワールドで働く!

もう20年以上も前ですが、フロリダ・オーランドのディズニーワールドで働いたことがあります。世界11か国のパビリオンから成るテーマパーク「エプコット」の日本館で働きながら、ディズニーウェイを学ぶ国際プログラムに参加するのが目的でした。

ディズニーワールドで働く!
銀色に輝く球体は、「エプコット」のシンボル

 

ディズニーワールドで働く!
日本建築満載のジャパン・パビリオン(日本館)

企業からの派遣は、日本とイギリスのみ。他国は学生が多く、私たち20代後半の日本人は彼らより少し年上でした。社内や本国の選考は経たものの、英語力も十分とは言えず、異国の若者たちと一つ屋根の下で暮らす寮生活だけでも、カルチャーショックの連続でした。

でもここで過ごした1年は、一生の宝とも言える意義深い経験と出会いに満ちていました。

国籍バラバラ、個性豊かなルームメイトたち

国籍バラバラ、個性豊かなルームメイトたち
渡米直後、まだ出会ったばかりの頃

私が生活を共にしたのは、アメリカ、カナダ、ドイツ、ノルウェー、モロッコの女性たち。国籍も生活習慣も異なる6名が2人1組の寝室を割り当てられ、リビングやキッチンは共有でした。

冷蔵庫やパントリーには、各国の珍しい食材がぎっしり。壁にはお気に入りの写真やポスターが貼られ、それぞれの友人や同僚たちが頻繁に出入りする、なかなかカオスな世界でした(笑)。生活上、共有スペースの掃除やゴミ出しなどは分担制でしたが、日本人のようにきっちりルールを守る習慣が無い子もいて、それなりに苦労した覚えがあります。

また、職場は各国のパビリオンで別々、でも研修は常に一緒だったため、皆が同僚に近い感覚でした。部屋でトラブルが発生したときは全員で解決策を出し合ったり、出身国の名物料理を披露しあったり。互いの文化の違いに戸惑いつつも、距離は徐々に縮まったようです。

そもそも、みんな若くて可愛くてフレンドリー。拙い英語のせいか、私が特別お姉さん扱いされることもなく(笑)、常に対等な関係でいられたのも楽でした。そういえば、イスラム教徒の礼拝やラマダンの習慣を、初めて目にしたのもこの時です。人種や国籍、生活習慣が違う他人が身近に存在する経験、日本ではなかなかありませんよね。まさに異文化コミュニケーション真っ只中、つくづく濃厚な1年でした。

国籍バラバラ、個性豊かなルームメイトたち
出身国の手料理をふるまうホームパーティー

帰国して最初に変わったこと

まず実感したのは「みんな違ってみんな良い」という真理。年が上か下か、英語が話せるかどうか、痩せているかといった違いや性的な違いは、誰も気にしていないと思える世界でした。もちろん、現実にはそうではない側面もあったことでしょう。

帰国して最初に変わったこと
4年前のリユニオン(同窓会)でのひとコマ

少なくとも私が過ごしたコミュニティーでは、ディズニー社のポリシー同様、お互いを理解し、個性を尊重し合うことの大切さを教えられました。帰国した当初、私の意識や行動はこんな風に変わっていたはずです。

  • 外国人と話すことに抵抗が無くなった=拙い英語でも、想いは通じる自信と度胸がついた
  • お店や施設では、自ら進んであいさつ=お客さまは神様、ではなく皆対等
  • どんな場でも、質問の機会があれば積極的に挙手=目立たないように、は美徳ではない
  • 謙遜と卑下は違う=謙虚さは忘れず、自己肯定感は強く持ってマイナス思考に陥らない

とまあ、これはほんの一部で、ディズニーで学んだことは本当に盛りだくさん。あの歌の歌詞ではありませんが、あの頃の未来に自分は立っているのか? こうして振り返ることで、いつしか忘れてしまった思いをまた取り戻したいと思います。次回も続きのお話です。

 

■もっと知りたい■

ソレイユ子

2020年、新卒で28年勤めた百貨店を早期退職しました。半年の充電期間ウィズコロナを経て、前職とは業界も風土も真逆の小さな会社へ。働くステージを変えたら新たな視界が開けました。人生後半での新しい日常の出来事や想いを、働くリアル50代の目線で綴っていきます。

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