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- 50代から日々是挑戦 ~脱ヒールで見えてきたこと~
最近ハイヒールを履かなくなりました。会社を辞めて、その必要性が無くなったのが一番の理由ですが、フラットな靴で歩くうちに、見える景色も変わってきました。
ヒールの靴にこだわった理由
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退職と同時に疎遠になったことの一つが、高いヒールの靴を履くことでした。退職やコロナ禍での外出制限だけがその理由ではありません。ここ10年来、女性のオフィスファッションは一気にカジュアル化し、オシャレな同僚たちはこぞってフラットシューズやスニーカーを履きこなし、通勤スタイルにも取り入れていました。
それでも私は、立ち仕事がある日も、出張で3万歩以上歩くとわかっているときも、ヒールの靴を履き続けました。身長153cmの自分にとって「ヒールは身長の一部」と思い込んでいたからです。残念ながら、ヒールの高さで自分の印象が加算されることは無かったようですが(笑)。
脱ヒールの恩恵
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ヒールを脱ぎ、フラットで歩きやすい靴を履く生活が日常になると、当然歩行距離はぐんと伸びました。どんなに歩いても足が痛くならない快適さは、ある意味カルチャーショックです(笑)。
一番の収穫は、ちょっとした土地勘が身についたこと。車は20年来のペーパードライバー、自転車に乗ることもさぼってきた私の移動手段は、もっぱら公共交通機関です。仕事柄外出も多く、都内の路線図は頭に入っているのに、駅から出ると途端に位置がわからなくなる方向音痴なところもありました。
それが、「どこまでも歩く」を習慣化したことで、だいぶ解消されたのです。この道を行くと、ここにつながっている。この街とあの街は、こうやって接している。単に路線の駅名として捉えていたエリアが、リアルな街の光景として浮かび上がるようになりました。
歩くほどに広がる視野
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こうして身長カサ増し願望の消えた私は、身も心もフラットに街を縦横に歩き、いつもと違った路地に入り込んでは、積極的に「迷子」を楽しんでいます。
少し遠くまで足をのばすと、さらなる発見もありました。所用でバスに乗り、車窓の景色が気になって、帰りは1時間ほど歩いて戻ったときのこと。その道すがら、大きな病院やお寺、史跡に加えて、自分の住む自治体の運営する公共施設(障害福祉やスポーツ施設、生涯学習センターなど)に出くわしたのです。心の中で「こんなところにあったなんて」と呟くこと数回。その一つに思いきって立ち寄ったところ、ちょっと気になる講座が開催されると知り、次回申し込んでみることにしました。
結局、脱ヒールで変わったのは身長ではなく、歩行距離と自分の視野でした。かといって、ヒールの靴をすべて捨ててしまおうとは思っていません。時には背伸びして、行ってみたいお店や場所もまだまだあります。
日頃はできるだけ自然体、等身大の自分でグングン歩き、たまに気合いを入れてヒールの靴を履いてみる。そんなバランスを取りながら生活できる、穏やかな日常が早く戻りますように。
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