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新しくハルトモライターになったソレイユ子です。2020年、新卒で長年勤めた会社を早期退職しました。50代に入って下した大きな決断の理由と、これからの人生への想いを書き留めました。
2020年は人生最大の転機
2020年3月、28年勤めた会社を退職しました。「人生100年時代!」とリンダ・グラットンに背中を押されるように? 早期退職制度に応募したのです。最近では珍しくもない話ですが、生きてきた年数の半分以上を過ごした会社です。
お気楽な「おひとり様」の身とはいえ、人生最大の転機となりました。何はともあれ自分で決めたこと。多少の不安と寂しさは感じつつ、しばらくはゆっくりしよう、今後のことはそれから考えようと、私の充電生活はやや脱力気味にスタートします。皮肉なことに、それはコロナ禍という形で誰からも後ろ指をさされずに実現してしまったのですが(苦笑)。
手放したことで得られたもの
退職を決めるにあたり、やりたいことや次のアテがあったわけではありません。人生はそんなに甘くないこともわかっていました。ただ、ぬるま湯に浸かったままの自分を変えてみたい。人生が100年なら、あと20年は働けるとしたら、転換のチャンスは今しかないと思ったのです。
こうして、身の回りの断捨離すらできずに、一番大きなものを手放した私には、ちょっとした変化もありました。抽選や懸賞の類にやたらと当たるのです(笑)。何気なく回答したアンケートやプレゼント情報を通じて、レストランの食事券や宝塚のペアチケット、デザイン家電などが次々と。
でも、何より有難いと感じたのは、人との「ご縁」でした。退職を機に知り合った人が、かつての友人・知人と結びついたり、趣味の一つにと始めたことが小さな仕事に繋がったりと、不思議なくらい「ご縁」の連鎖が続いたのです。
人生の帳尻は最後に合えばいい
こうした「ご縁」の延長で、私の人生初の充電期間は、想定より短いものとなりました。新天地は、前職とは業界も規模も真逆の小さな会社です。
想像以上に大変なことも多いですが、52歳の私が、ひとまわり以上若い人たちにこれまでの経験を共有しつつ、新たなことを吸収させてもらえるなんて、ちょっとした奇跡かもしれません。
コロナ禍で先行き不透明な時代ですが、生き方や働き方の価値観も大きく変わり、何ごとも柔軟に捉えられるようになりました。日々起こるトラブルも、見方を変えれば面白い。これからは何でも面白がって生きてみることにしました。人生の帳尻は最後に合えばいいと思いながら。
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