大人の手帳術1:夢や目標を叶える人の「手帳の使い方」と5つのメリット
2024.12.292021年04月07日
28年の会社人生をリセット(5)
50代から日々是挑戦 ~身近な場所で宝探しを~
2020年3月、新卒入社の会社を早期退職した私。その後の1年は「初めて」経験することの連続でした。日々の生活や行動が変わると、目線も変わり、新しい発見や気付きが得られるようになります。日々が小さな「宝探し」みたいです。
初めて尽くしの1年が終了
先日、確定申告のため、初めて管轄の税務署に足を運びました。長年、年末調整をしてもらう立場の会社員生活で、不動産の売却や莫大な遺産相続!?の経験も無く、日頃はほぼ無縁の場所。今回わざわざ出向いたのは、2020年春に退職→フリーで業務委託→同年秋に再就職、というイレギュラーな1年を過ごしたため、申告方法で直接確認したいことがあったからです。
ちなみにこのご時勢、ネットや郵送での申告を推奨しているお堅い国税庁、なんとLINEで友だち登録すると、来署予約もLINEでOKというので、うっかり友だちになってしまいました(笑)。
まだ桜が楽しめる陽気の中、散歩がてら訪れた税務署では、予約時間通りにコトが進み、あっけなく手続き完了。これにて、「初」退職以来続いた、ハローワーク、区役所、年金事務所、法務局といった「初めて尽くしの手続き行脚」もようやく終了です。
寄り道で知った地域の歴史
その帰り道、前回のテーマ「脱ヒールで歩く快適さ」にハマっている私は、ついでの街歩きも欠かしません。今回は、税務署から徒歩3分の「新宿区立新宿歴史博物館」へ。この施設、存在は知っていたものの、わざわざ出向いたことはありませんでした。
絶好のチャンス、と足を踏み入れた館内は、想像以上に本格的なものでした。入場料は300円。平日の昼間とはいえ、来館者がわずかなのは、実にもったいない感じです。展示は旧石器時代から江戸時代まで、区内で発掘された資料や遺構の紹介に始まり、中世、江戸の暮らし、戦中戦後から平成にかけての街の変遷が、エリア毎に文化や娯楽面も織り交ぜて説明されています。
映像やダイナミックな造作物もあって臨場感も十分、かつて学んだはずの五街道や宿場町の歴史、「まち」が「街」に変わっていく様子もリアルに感じ取れます。かつて勤めていた百貨店がちょくちょく登場するのも、ちょっとうれしい発見でした。
自分の住む街の「宝探し」をしませんか?
この博物館が「区立」ということで、他の区についても気になってネット検索してみると、続々と情報が出てきました。文京ふるさと歴史館、豊島区郷土資料館、台東下町風俗資料館、めぐろ歴史資料館、郷土歴史館等複合施設「ゆかしの杜」(港区)、すみだ郷土文化資料館、などなど。文化庁のHPにも「地域と協働した博物館創造活動支援事業」という項目があり、こうした事業が国家的にも推奨されていることがわかります。
しばらくは海外旅行に行けないと嘆く前に、もっと身近にある貴重な施設や名所にも目を向けなくては。生活や行動が変わると、目線も変わり、新しい情報や発見が増えていくと感じ続けた1年、今回はその思いを一層強くしました。
都心や郊外、地方都市でも、自分の住む街やエリアにもっと関心を寄せると、新たな発見や気付きがあり、地元への愛着も深まります。最寄り駅にある無料の沿線情報誌や自治体の広報紙などから、自分の興味に合致する思いがけない情報が得られることもあります。
ふるさと納税ばかりに関心が行きがちですが、より身近な場所に隠れている「情報の宝探し」もおススメです。
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