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2020年3月、28年勤めた会社を早期退職したソレイユ子です。ある意味「大海」だった前職を飛び出して2年と少しが経ちました。改めて、変わったのは「職場」だけではありませんでした。
通勤時間<家事時間
実家暮らしが長かった私は、通勤や外出にかける時間はまったく苦になりませんでした。仕事で疲れきって帰っても、上げ膳据え膳の居心地の良さに甘んじていた時代、危うく実家にパラサイト化するところでした(笑)。
もう結婚はしないかな~と自覚しはじめた頃、ようやく「独立しなければ」と思い至る、かなり遅れた巣立ちです(汗)。
そのせいか? 家事全般を一人でこなす大変さより、移動時間の短い方が体力的なメリットが大きいことにも、すぐに気づけました。
ミニマライズ願望
そんな生活を10年以上も続けていると、通勤以外の時間もできるだけ短縮したい、という思いが強まります。生活のあらゆることを近所で済ませたい、という願望です。
コロナ禍でテレワークが定着した社会では、その志向はますます増えていると思います。私の場合、コロナ以前から皮膚科や歯科、美容院やネイルサロンなどは、徐々に生活1km圏内に集約していました。
まだ若い頃は、美容院も流行りの青山、表参道、恵比寿に中目黒など、週末に千葉の実家から1時間以上かけて涼しい顔で通っていました。でも、今はもうその情熱も気力もありません(笑)。移動にかける時間は、もっと別なことに使いたものです。
とはいえ、近隣で相性の良い美容院やネイルサロンに出会うまでは、ずいぶんいろいろなところに渡り歩いたのですが……。
時間と心に余裕ができると……
そんなふうに生活圏をミニマライズし、会社も仕事も働くスタンスも変えたことで、物理的にも心理的にも余裕が生まれました。すると自然に、「地域の中でできること」にも目が向いていきます。その結果、区の主催する通年の「手話講習会」や、街の活性化イベントへのボランティア参加に結びつきました。
特に最近始めたこのボランティアは、実行委員として裏方に徹します。一緒に活動するのは、年齢、性別、職業・職歴はさまざま。でも「街への想い」という共通点がある方々です。まるで学園祭のノリ、オトナが楽しむ集まりと化しています。
隣にどんな人が住んでいるかわからない都会のマンション暮らし。こういう形で地域につながっていくのは、案外楽しいものです。こんな境地になるのは、実は自分でも意外でした。私がセカンドステージに踏み出した一番の変化だったかもしれません。
自分が好きで住み始めた街で、ささやかな貢献で得られる満足感。それが自己満足でもいいと思っています。
シングルアラフィフの私、絶賛オトナの社会活動期なのかもしれません!? この話の続きはまたいずれ……。
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