更年期からのhappy life(19)

子供たちの未来に思いを馳せた、時速500kmリニア

公開日:2021.11.28

更年期からの毎日を素敵に過ごしたいなと思っている五味香です。先日、機会があってリニア中央新幹線の試験立会に参加してきました。時速500kmの超高速での行き来が当たり前になる未来に、感慨深い気持ちになりました。

沿線住民として

私の住む山梨県には、将来、東京・名古屋・大阪間を時速500kmという高速でつなぐリニア中央新幹線の実験線があります。

沿線住民として
試験立会にて頂いた資料より

そして、これから工事が進み開通したら、私の家から約800mの場所を、そのリニア中央新幹線が走ります。

山梨に一つだけできる駅も車で10分ほどの距離なので、開通したら交通が便利になると期待する反面、騒音や健康被害はどうだろうという不安もあります。

先日、そのリニア中央新幹線の沿線住民対象の、高速走行試験への立会に参加する機会に恵まれました。いわば時速500kmの試乗会なのですが、この立会は過去に何度も抽選に外れ、満を持しての参加でした。

正直試乗しておかないと、年齢的にも将来果たして私が乗ることができるだろうかという思いがありました。

超電導リニアのすごさ

試験立会には夫と出かけました。夫も、私と同じで、開通する未来に自分がいるだろうか……という思いが頭をよぎったそうです。

リニア中央新幹線は、時速500kmでの浮上走行を行います。リニアモーターという直線状の強力な超電導磁石の力で10cm浮上することによって、高速走行が実現されたそうです。

超電導リニアのすごさ
試験立会にて頂いた資料より

これにより、東京(品川)大阪間が67分で結ばれます。私の住む山梨からも、品川まで25分、名古屋まで45分、今まで特急でかかった時間の約4分の1という考えられない速さです。

かつて息子が名古屋の大学に進学したとき、外国のように遠く感じて寂しくて仕方がなかった場所に45分で行けるとは!

リニアの未来が

さて、いよいよそのリニアの試乗会です。まず始めに屋内でリニアについてのさまざまな説明を聞きました。

リニアの未来が
飛行機に乗り込むみたいな入り口

説明会場を出て、まるで飛行機に乗るときの搭乗通路のような入り口から、リニアに乗り込みました。車両は新幹線より狭く、座席は横に4列、窓も小さかったです。

リニアの未来が
コロナ禍もあり、間隔を空けて座ります

リニアが動き出してぐんぐん加速しだすと、浮上走行に入るというアナウンスが流れました。フワッと浮いたのがわかりました。約20分ほどの折り返し運転でしたが、時速500kmに到達したときには、まるで飛行機に乗っているような感覚でした。

リニアの未来が
モニターには時速と画像が映し出されています

夫とも話しましたが、ほとんどがトンネルということもあり、どこかの秘密の地底へ行ってきたように感じました。

子どもたちが将来当たり前のように乗るであろうリニア中央新幹線に試乗して、情報も時間も高速な世界になる未来を思い、それが平和で豊かであるように願っています。

リニアの未来が
最後は記念撮影で

 

■もっと知りたい■

五味香

18年間、自宅で小学生向けの学習塾を開いていました。今は専業主婦です。季節の移り変わりを感じながら、ありふれた日々をていねいに過ごす方法を見つけていきたいです。丙午(ひのえうま)生まれは「60年に一度の元気者」とも言われているので、私もパワフルに頼もしい女性でありたいと思っています。

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