絶対買いたい!ハルメクのおせち2025 試食会レポ
2024.08.242024年08月26日
暑い日は涼しいお部屋でゆっくりと
ミステリーはお好きですか?
こんにちは。女性のみなさまの美と健康のお手伝いをしております鍼灸師、あんまマッサージ指圧師の岸村有子です。前回のモネに続き美術に目を向けてみました。涼しい室内で名画を一つ一つ紐解きながら、贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
名画を読み解く1「フェルメールを取り巻く世界」
西洋美術史講師、矢澤佳子さんの歯切れのよい説明がとても耳にここちよく、名画の世界に引き込まれていきます。
まず17世紀のオランダの歴史的、文化的な背景からフェルメールを取り巻く世界を知ります。
短い生涯を通して過ごした街が精巧に描かれた「デルフトの眺望」の運河の水面のみずみずしさに目を見張ります。
今でこそ有名な画家のひとりですが、彼の限定的な芸術活動のため世の中から忘れられていた時期があるということも初めて知りました。
魅力的な『青色』はラピスラズリ
フェルメールの代表的な作品「真珠の耳飾りの少女」や「牛乳を注ぐ女」で目を引くのは、鮮やかなフェルメール・ブルーと呼ばれる青です。
この青は装飾品でも有名な半貴石ラピスラズリから採られる当時最も高価な顔料でしたが、フェルメールは影などあまり目立たないところにも使っていたそうです。
また、フェルメールは光を巧みに操っているのも特徴です。光が差すことで窓のないほうにあたかも窓があると鑑賞者に無意識に認識させます。また人物の表情などに透明感を与えます。
一枚の作品からこんなに多くのことが?!
名画を読み解く2「『牛乳を注ぐ女性』を解説!」と名画を読み解く3「手紙と女性」では、『画中画』という絵の中の絵から描かれている人物の心情を読み取れ、構図から私たちの視点をどこに引き付けているかを知ることができます。
また描かれている床の素材、小物一つ一つにも多くの意味があり、観る私たちの想像をどこまでもかきたてるフェルメールの作品に吸い込まれます。
フランスに住んでいたころ、芸術を専門としている友人たちから、しばしば作品の見方を教えてもらい鑑賞したことを懐かしく思い出しながら、今回フェルメールを楽しむことができました。
もちろん名画は眺めているだけでも素敵ですが、いつもとはまた違った視点で謎解きをしながら鑑賞するのも楽しいのではないでしょうか。
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