横山タカ子の「信州・四季の手遊び」・11
自分の健康のためにひな祭りを祝う!横山流・流しびな
自分の健康のためにひな祭りを祝う!横山流・流しびな
公開日:2020年12月26日
手作りの流しびなに自分自身の無病息災を願って
子どもの頃から何十年と、毎年欠かさず飾り続けているひな人形。
春を迎える喜びと、お祝いしてもらった少女の頃の記憶がよみがえるワクワク感と……。いくつになっても、この季節は心が躍ります。私と同じような女性は、きっと多いはず。今も街で小さくかわいらしいひな人形を見掛けると、つい買い求めてしまいます。
写真の人形は、紙粘土で作られた指先ほどの小さな豆びな。我が家では、蛤(はまぐり)の貝殻にちょこんと豆人形を乗せて水鉢に浮かべ、横山流の「流しびな」に。
本来、流しびなは紙などで作ったひとがたを川に流して子どもの厄を払うという風習ですが、私はこうして自分自身の無病息災を願います。だって、自分の健康は自分以外、誰もこんなに心から願ってくれませんもの。
願えばきっと、叶うように運も向くはず。古希を迎えた私の、ささやかなひな祭りです。
今回は、ひな祭りにぴったりな「ミルク甘酒」の作り方をご紹介します。
今月のお茶うけ:ミルク甘酒

「飲む点滴」ともいわれる甘酒。オリゴ糖が豊富な糀(こうじ)は腸内環境を整え、さらに免疫力を高める効果があるともいわれます。
我が家は、甘糀を作り置きしていて、「今日は寒いな」「ちょっと疲れたな」という日に甘糀(300mL)と水(150mL)をブレンダーにかけて温め、甘酒にしていただいています。
この甘酒にスキムミルク(大さじ2と1/2)を加えたのが「ミルク甘酒」。一段とコクが増しておいしくなるので、お子さんのおやつにも喜ばれますよ。
【甘糀の作り方】
- 糀(300g)を電気炊飯器の内釜に入れ、塊があったら手でほぐす。
- 水(500mL)を注ぎ、保温スイッチを入れて2時間置けば完成。密閉容器に入れ、冷蔵庫で1週間ほど保存可能です。
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■執筆者プロフィール
横山タカ子さん

よこやま・たかこ 1948(昭和23)年、長野県大町市生まれ。長野の郷土食の知恵を生かした家庭料理や保存食を提案。NHK「きょうの料理」などテレビ・ラジオで活躍。年に300日は着物で暮らし、古きよき生活の知恵を取り入れたライフスタイルも人気を集めている。著書に『四季に寄り添い 暮らしかさねて』(信濃毎日新聞社刊)など。
撮影=小林キユウ 構成=野田有香(ハルメク編集部)
※この記事は雑誌「ハルメク」2019年3月号に掲載したものを再編集しています。
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