横山タカ子の「信州・四季の手遊び」・9

お正月の祝いのお膳には、慶びを和紙で添えて

公開日:2020.11.19

四季の変化を楽しみ味わう、料理研究家・横山タカ子さんの季節のしつらいをお届けします。今回のテーマは「正月準備」です。無地の和紙に筆で文字を書き入れる、銚子飾りを折る。そのひと手間が、家族への感謝と新年への祈りに繋がります。

横山タカ子の「信州・四季の手遊び」・9
横山タカ子の「信州・四季の手遊び」・9

家族を想い、和紙に筆を入れる。来年への祈りも込めて

無地の白い和紙は、買い置きをしておくと、暮らしに何かと重宝します。例えば、「あの方のお孫さんに入学祝いを」と思い立ったら、朱の筆ペンを和紙に走らせて「のし」と書けば立派な熨斗紙、熨斗袋に。

筆使いは一度走らせたら、躊躇して手を止めないことが大事。手書きの線は太さのムラやうねりもあるけれど、ぬくもりや味わいがあっていいもの。「おめでとう」の気持ちが、相手に一層伝わるように思います。...

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横山タカ子

1948(昭和23)年長野県大町市生まれ。長野の郷土食の知恵を生かした家庭料理や保存食を提案。NHK「きょうの料理」などテレビ・ラジオで活躍。年に300日は着物で暮らし、古きよき生活の知恵を取り入れたライフスタイルも人気を集めている。著書に『四季に寄り添い 暮らしかさねて』(信濃毎日新聞社刊)など。

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