横山タカ子の「信州・四季の手遊び」・12

家の中で桜を愛でる!本格的な「おうち花見」のススメ

家の中で桜を愛でる!本格的な「おうち花見」のススメ

公開日:2020年12月26日

本格的!おうち花見のアイデア
横山タカ子の「信州・四季の手遊び」・12

この連載では、四季折々の小さな変化を楽しみ味わう、季節のしつらいをお届けします。今回のテーマは「おうち花見」です。庭の桜の木の剪定枝を部屋に飾り、暖かな部屋の中で少しずつ花開く様を楽しみます。

家族や仲間とおうちでお花見を楽しむアイデア

桜の開花予報がちらほらと聞こえてくる季節となりました。こんなに開花を心待ちにされる花は、他にはないのではないでしょうか。冬の長い信州ではなおのこと、あのピンク色の花が待ち遠しくてなりません。

私も開花が近くなると、胸躍らせながら桜を暮らしの中へ取り入れます。料理に桜の塩漬けを足したり、桜の小物で客人をもてなしたり。

小物の中でも桜柄の手ぬぐいは、壁に飾るとタペストリーになりますし、たたんで周囲を手縫いすれば、懐紙の代わりやティーマット、お手拭きなどいろいろな使い方ができて重宝します。

咲き誇る桜並木を歩くのも感動的ですが、桜の枝を部屋に生けて、家族や気の知れた仲間と開くささやかなお花見会も、風情があって、またいいもの。小さな桜のお茶セットで、今年もまた、桜を愛でられる幸せを味わいます。

今回はそんな「おうち花見」におすすめのおやつのレシピをご紹介します! 

今月のお茶うけ:桜と里芋のもっちり薄焼き

桜と里芋のもっちり薄焼き

北信地方でお茶うけとしておなじみの薄焼きに、桜漬けを入れて春らしくアレンジしたのがこの一品。横山流の桜漬けは、開花してすぐの八重桜を摘み、桜の量に対して30%の塩でひと晩漬けます。

さらにオリジナルの調味料「さしす」(梅を砂糖、塩、酢で漬けた漬け汁)で漬けると鮮やかなピンクに。少し料理に加えただけで春らしい味わいにしてくれます。

【薄焼きの作り方(5個分)】

  1. 里芋(100g)を半分に切って皮ごと蒸したら、皮をむいてつぶす。
  2. 白玉粉と水(ともに大さじ3)を混ぜて硬めに練り、里芋とみじん切りの桜漬け(市販の塩漬けでも可、大さじ1)を加え、直径4cmの薄い丸形に整える。
  3. フライパンに薄く油をひき、弱火でこんがり両面を焼いて、あんこを添えれば出来上がり。
     

■執筆者プロフィール

横山タカ子さん

横山タカ子さん

よこやま・たかこ 1948(昭和23)年、長野県大町市生まれ。長野の郷土食の知恵を生かした家庭料理や保存食を提案。NHK「きょうの料理」などテレビ・ラジオで活躍。年に300日は着物で暮らし、古きよき生活の知恵を取り入れたライフスタイルも人気を集めている。著書に『四季に寄り添い 暮らしかさねて』(信濃毎日新聞社刊)など。

撮影=小林キユウ 構成=小林美香(ハルメク編集部)

※この記事は雑誌「ハルメク」2019年4月号に掲載したものを再編集しています。

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横山タカ子
横山タカ子

1948(昭和23)年長野県大町市生まれ。長野の郷土食の知恵を生かした家庭料理や保存食を提案。NHK「きょうの料理」などテレビ・ラジオで活躍。年に300日は着物で暮らし、古きよき生活の知恵を取り入れたライフスタイルも人気を集めている。著書に『四季に寄り添い 暮らしかさねて』(信濃毎日新聞社刊)など。