公開日:2019/03/25

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素朴な疑問

日本の代表的な桜の種類は?

日本の代表的な桜の種類は?

 

桜の満開も間近な所が多いのではないでしょうか。ところで桜の開花情報ってソメイヨシノばかりですよね。他の桜はいつ頃咲くのでしょう? そもそもソメイヨシノ以外の日本の代表的な桜の種類はいったい何? 気になったので調べてみました。

 

■ソメイヨシノ

 

日本の代表的な桜といえばまず思い浮かぶのがソメイヨシノ。日本の桜の8割がこの品種だそうです。3月下旬頃、南の地方から順に咲き始め、開花から満開までは2日から4日間と言われています。ソメイヨシノが生まれた背景は、江戸時代に染井村(現在の東京都豊島区駒込)の植木職人や造園師たちが、エドヒガンザクラとオオシマザクラを交配させたことによりできた品種で、園芸用桜に分類されています。同地方のソメイヨシノが同時期に一斉に咲くわけは、ほとんどのソメイヨシノが接ぎ木や挿し木などで増やしたもので、遺伝子的にほぼ同じだからなのです。そのため、周囲の環境や気候の変化に対する反応も一緒で、同時期に開花するそうです。

 

■ヤエザクラ

 

大きな塊のような花びらが特徴のヤエザクラは、ソメイヨシノより1〜2週間ほど後に開花します。ヤエザクラ(八重桜)とは、花びらが幾重にもなって咲く(八重咲き)桜の総称で、人里に咲くことが多いため、サトザクラ(里桜)とも呼ばれています。ヤエザクラは、もともと日本の山野に自生していたヤマザクラなどのサクラ類の栽培、園芸品種で、別名ボタン桜と言われることもあります。桜の中では開花する時期が遅く、ソメイヨシノは花が散ってから葉が出てきますが、ヤエザクラは葉が出てから花が開花するのも特徴です。

 

■カワヅザクラ

 

華やかなピンク色がひときわ目立つカワヅザクラ(河津桜)は、静岡県の河津町で発見されたことに由来しており、カンヒザクラとオオシマザクラの自然交配でできた品種だそうです。開花はソメイヨシノより早く、1月下旬から2月上旬頃から徐々に咲き始め、大体1か月くらい咲いています。花びらの色も濃く、遠くからもすぐに見つけることができます。毎年静岡県河津町の河津桜並木では、開花の時期に合わせて2月上旬から桜祭りで賑わっています。

 

■シダレザクラ

 

ソメイヨシノより1週間ほど早く開花するというシダレザクラ。大木になると幻想的な雰囲気を醸し出します。このシダレザクラ(枝垂桜)とは、細くしなやかな枝を持ち、開花した花の重みで枝が垂れる桜の総称を言います。日本三大枝垂桜は福島県の三春滝桜(樹齢1,000年を超える)、山梨県の山高神代桜(樹齢2,000年で日本最古)、岐阜県の根尾谷淡墨桜(樹齢1,500年)と言われています。どれもたいへん人気のある観光スポットです。

 

日本人なら愛してやまない桜の花。どの種類の桜も元は野生種の桜が交配を重ねてできた品種です。それぞれに特徴があり美しいですね。そして開花時期が少しずつ違うため、私たちは長くいろいろな品種の桜を楽しむことができるのです。あ〜ソメイヨシノの開花が本当に待ち遠しい!

 

 

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参照:気象予報士会埼玉支部主催「さくら開花調査」

 

今年はいろんな種類の桜の木の下でお花見しようかしら〜
今年はいろんな種類の桜の木の下でお花見しようかしら〜

 

イラスト:飛田冬子

 


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