季節を感じるお花探訪

長野県の風物詩。ソバの花の美しさは地元の自慢

公開日:2020.10.13

更新日:2021.11.02

お散歩や季節のお花を見て回るのが大好きな渡来夢さん。今回は地元・長野自慢のソバのお花についてレポートしてくれました。ソバの花ってこんなにかわいらしいのですね。

ソバの歴史と栄養の花

ソバの歴史は古く、一万年以上前の縄文時代草創期には、すでに日本で栽培されていたという記録があるそうです。種まきから収穫までの期間が短く(約75日)、荒地にもよく育つといわれています。

そば粉には、タンパク質が6~15%含まれ、必須アミノ酸(※)のバランスがいそうです。近頃、自宅の近くでも栽培している畑を見かけるようになりました。

※必須アミノ酸とは、人間の生命維持や成長に不可欠であるものの、体内で作られず、食べ物から摂取する必要のある9種類のアミノ酸のこと。

ソバの花
ソバの花

 

長野県上伊奈郡蓑輪町のアカソバ「高嶺ルビー」

私は毎年、箕輪町(長野県上伊那郡)のアカソバの花を見に行きます。。箕輪町のアカソバは、ヒマラヤの標高3800mの場所から信州大学の教授らが持ち帰って、品種改良し、「高嶺ルビー」と名付けたそうです。

アカソバの花
アカソバの花

ソバの花というと地味なイメージですが、アカソバはかわいらしく、広い畑に咲いている様子はとても華やかです。箕輪町のアカソバ畑は、4.2㏊(ヘクタール)の広さ(東京ドームくらい)で、多品種と交配しないようにしているそうです。調べてみると、ソバにはたくさんの品種があることがわかりました。このアカソバは、以前食べたことがあります。麺はほのかにピンクがかった色でした。
        
残念なことに、今年は新型コロナウイルスの影響でアカソバのイベントはすべて中止だそうです。

 

圧巻!下條村のそば畑

つい最近まで知らなかった下條村(長野県下伊那郡 下條村)のソバの畑を見に出掛けました。

清楚なソバの花
清楚なソバの花
広大な敷地一面に広がるソバ畑
広大な敷地一面に広がるソバ畑

想像以上の広さ、美しさは感動的です。見てください、この絶景! 一面に広がるソバの花を見て、思わず歓声を上げてしまいました。

蕎麦の畑は道の両側に広がっています。天気がくもりがちでしたが、遠くの山々まで見渡せました。ここに咲いているのは、すべて蕎麦の花! 素晴らしい眺めです。

地元の自慢 ソバの花と美しい山々
地元の自慢 ソバの花と美しい山々

上の写真の中央に見える木のすぐ左側に人の姿があるのがわかりますか? 写真に写っている人に小ささをみれば、このそば畑がいかに広いかイメージが伝わるでしょうか? 薄緑色に見えるのはすべて蕎麦の花です。休耕田の利用促進が目的だそうです。広さは14ha(ヘクタール)。箕輪町のアカソバ畑の3倍以上になります。花を楽しんだ後は、食べる楽しみがありますね。

 

コスモスとクレオメ

出掛けたついでに治部坂(じぶざか)高原のコスモスも見ることにしました。珍しくはないですが、リフトの上から見るとまた違う雰囲気で、素敵です。

コスモス

リフトを降りたら、「クレオメ」という花が咲いていました。

クレオメ
クレオメ

クレオメには初めて出合ったと思います。広い所に咲かせると良いいですね。クレオメは「セイヨウフウチョウソウ」とも呼ばれ、7月~10月の夏場でも咲くそうです。 

 

渡来夢さんの記事

 

渡来夢

美しいものに触れたいとの思いから美術館に行ったり、植物を育てたり、きものリフォームなどの手芸を楽しんでいます。元気でいられるように、ピアノの練習やパンを焼くことにも挑戦しています。『やってみよう!』の精神で。日常こそ大切、工夫して、お金をかけずに楽しむこころ豊かな暮らしを目指しています。

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