初めての海外旅行を振り返る

もう一度行きたい憧れの場所、南イタリア「青の洞窟」

公開日:2020.09.15

更新日:2020.09.17

3人の子育てをしていた頃、「海外旅行は夢のまた夢」だと思っていた渡来夢さん。しかし、職場の同僚に誘われたことがきっかけとなり、南イタリアへ旅に出ることに。感動することがたくさんありましたが、残念なこともあったそうです。

南イタリア アマルフィ海岸
南イタリア アマルフィ海岸

私が海外旅行に!?

もうしばらく前のことです。海外旅行は自分には縁のないことだと思っていました。3人の子どもの学費のことを考えなければなりませんでしたし、海外旅行はお金持ちが行くものだと決めつけていたのです。職場の同僚から誘われたときも、「私には経済的に無理です」と答えていました。

その同僚は、選べばそんなに大金をかけずに行けるツアーがあるからと言い、最安値と思われるツアーを見つけ出しては、私を誘ってきました。

テレビや雑誌を見たりして、私にも海外旅行に対する憧れは、人並みにありました。何事も聞くと見るとでは大違いです。経済的なハードルをクリアできたので、同僚の誘いに乗ることにしました。仕事は何とか交渉して、休ませてもらいました。

 

百聞は一見に如かず!

いざ、南イタリアへ同僚の誘いに乗った理由は、いつか行けたらいいなと思っていた、「イタリア・カプリ島・青の洞窟」が、ツアーに含まれていたからです。

初めての海外旅行は1月末でした。飛行機に乗るのも初体験でしたが、慣れている人と一緒なので安心していました。

ポンペイの古代遺跡、童話の世界のような街並みのアルベロベッロ、マテーラの洞窟住居、デル・モンテ城、パエストゥムの古代遺跡、カゼルタの18世紀の王宮、アマルフィ海岸、ナポリなどを巡るツアーでした。

ポンペイ古代遺跡近くで手に入れた思い出の小鉢
ポンペイ古代遺跡近くで手に入れた思い出の小鉢

焼き物にも興味を持っているのですが、ポンペイ古代遺跡の近くの店で2個しかなったこの小鉢を手に入れました。いまもサラダ用に使っています。

訪ねた中で感動的だったのは、ポンペイの古代遺跡とアルベロベッロの街並み、マテーラの洞窟住居です。パエストゥムの古代遺跡近くでは、レモンやオレンジの木が街路にあったのも印象的でした。アマルフィ海岸の帰り道の夕焼けも美しかったです。

 

憧れの青の洞窟を目前にして……

南イタリア 青の洞窟
南イタリア 青の洞窟

何ということでしょう! 「青の洞窟」は一番行きたかった所なのに、水位が高くて中に入れなかったのです。間近まで行きながら、中に入れないことが残念過ぎて、「少し待てば、入れるのでは?」などと言ってはみたものの、ダメでした。洞窟の入口が50~60cmぐらいしか空間がなかったのです。これにはすごく落胆しました。

洞窟の中には入れなかったので、カプリ島の周りを小舟で回って見せてくれました。海水の色が素晴らしく美しかったです。宝石のようなその水を、すくって持って帰りたいくらいでした。

ナポリ名物、アサリを使ったパスタ「スパゲティ・ボンゴレ」
ナポリ名物、アサリを使ったパスタ「スパゲティ・ボンゴレ」

今でも思い出しますが、カプリ島での昼食にスパゲティ・ボンゴレが出ました。給仕の方が、鍋から直接皿に取り分けてくれたのを見て、私たちは大笑いしました。各皿を見ると、貝がほんの少しの皿と、多い皿がありました。その大雑把な給仕に何も感じていない様子がおかしかったです。

初の海外旅行は大満足でしたが、一番の目的だった「青の洞窟」に入ることがかなわなかったことが今も悔やまれます。「あ~、あの美しい海の色!もう一度行きたい!今度は中に入りたい!」と、今も思っています。

 

渡来夢

美しいものに触れたいとの思いから美術館に行ったり、植物を育てたり、きものリフォームなどの手芸を楽しんでいます。元気でいられるように、ピアノの練習やパンを焼くことにも挑戦しています。『やってみよう!』の精神で。日常こそ大切、工夫して、お金をかけずに楽しむこころ豊かな暮らしを目指しています。

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