公開日:2022/03/31
三寒四温の日々の中で春めいてきました。春の訪れを華やかに彩るのが桜ですね。古くから日本では桜が人気。今回は、桜にまつわる言葉を集めてみました。
桜が咲く頃の天気は変わりやすく、意外に雨や曇りの日、肌寒い日なども多いもの。だからでしょうか、天気をあらわす言葉がたくさんあります。
桜の咲く頃、空が薄く曇っていること。その時期の曇りがちな天気
桜の花の咲く頃に吹く強風。また、その風で桜の花びらが激しく散ること
桜の花の盛りに吹く風。また、花を吹き散らす風
桜の花の咲く頃の雨のこと。「桜流し」ともいいます
一斉に咲く桜は華やかで圧倒的な存在感がありますが、咲いている期間は短くあっという間に散ってしまいます。さまざまなものに例えた表現で、桜の見方も深まります。
遠方に群がって咲く桜の花が、一面に白く霞のかかったように見えるさま
咲きつらなっている桜の花を雲にたとえていう語。桜雲(おううん)ともいいます
散り落ちた桜の花びら
散りやすく、はかない桜花のようす
こぼれ散る桜花。また、桜の花びらを散らした模様のこと
散り残った花。特に桜の花を指すことがある。残花
川沿いなど水辺に咲く桜、夜に見る桜、時間や場所によってそれぞれの風情が感じられるのが桜の魅力です。
散った桜の花びらが水面に浮かび流れるのを筏に見立てていう語
川沿いなど水辺の桜が水面に映る様子
浮橋とは、水上に筏または多くの舟を浮かべてその上に板を渡した橋のこと。散った桜の花びらが水面に敷きつめられた様子をそんな浮橋に見立てたことば
桜が満開になり、その鮮やかさで、夜でもあたりが明るく感じられること
夜桜を見るために焚く篝火のこと
「桜が奇麗ですね」で終わらないために、ぜひ覚えておきたい表現の数々。日常会話の幅が広がりますよ!
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