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- 正しいのはどっち?「一つ返事」「二つ返事」
「一つ返事」「二つ返事」どちらを使いますか? 文化庁が2021年9月24日に発表した「国語に関する世論調査」。「言葉遣いに対する印象や、慣用句等の認識と使用」についての項目から、気になる部分に注目してみました。
文化庁の「国語に関する世論調査」では驚きの結果が続出
「本来の言い方とされてきたものとは異なる方が多く選択されている」という次の3つの言葉。みなさんはどちらを使いますか?
どちらを使う?「明るみになる」or「明るみに出る」
「知られていなかったことが、世間に知られること」を表現するとき「明るみになる」「明るみに出る」のどちらを使うかという質問に対する回答結果が、こちら。
明るみになる 43.0%
明るみに出る 44.1%
両方とも使う 10.5%
どちらも使わない 0.8%
無回答 1.6%
「明るみに出る」がわずかに多いという結果になったようですが、正しくは……
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「明るみに出る」
どちらを使う?「寸暇を惜しまず」or「寸暇を惜しんで」
続いてはこちら。
「わずかの時間も無駄にしない様子」を表現するときにどちらを使いますか?
調査結果は次の通り。
寸暇を惜しまず 43.5%
寸暇を惜しんで 38.1%
両方とも使う 3.7%
どちらも使わない 13.1%
無回答 1.5%
では、本来の言い方とされているのは……
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「寸暇を惜しんで」
ほとんどの世代で、本来の言い方とされてきたものとは異なる「寸暇を惜しまず」を使っているという回答が多いという結果に。また、「どちらも使わない」と回答した人の割合が40代以下では20~30%と高かったようです。
どちらを使う?「一つ返事」or「二つ返事」
「快く承諾すること」を表現するとき「一つ返事」と「二つ返事」のどちらを使うかという質問。調査結果では次のような結果となりました。
一つ返事 37.4%
二つ返事 52.4%
両方とも使う 2.5%
どちらも使わない 6.2%
無回答 1.5%
では、正しくはどちらでしょうか?
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「二つ返事」
「二つ返事」を選択した人の方が多いという結果ではありましたが、70歳以上については「一つ返事」と回答した人がわずかに上回りました。さらに、30代以下では「どちらも使わない」という回答が10%を超えるという結果に。「寸暇を惜しんで」ほどではありませんが、こちらも若い世代になるほどなじみが薄い言葉なのかもしれません。
「国語に関する世論調査」は、現在の社会状況の変化に伴う日本人の国語に関する意識や理解の現状について調査し、国語施策の立案に資するとともに、国民の国語に関する興味・関心を喚起する目的で実施される調査。最新の調査時期は:令和3年3月4日~3月29日。全国16歳以上の個人6000人を対象に実施され、3794人の回答を得ています。
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