読めそうで読めない! 難読漢字で脳トレ

【難読漢字】些とも、些か、些し…読めますか?

公開日:2020.10.24

更新日:2023.07.24

「些とも」「些か」「些し」……何と読むかわかりますか? 難読漢字で脳トレにトライ!今回は「些」という漢字に注目してみました。送り仮名が違うと読み方がすべて異なる面白い漢字です。

些とも
読めそうで読めない! 難読漢字で脳トレ

【些とも】そんなこととは些とも知らなかった……

最初にご紹介するのはこちら。

「些とも」

些とも

『広辞苑』で意味を見てみると

少しでも。しばらくでも。ちょっとでも。

(下に打消の語を伴って)少しも。

となっています。

「些とやそっと」という使い方でよく登場するかもしれません。「些とやそっとのことでは、驚かない」といった使用例になります。

正解は……

「ちっとも」

ちっとも

ちなみに、「些と」と書いて「ちと」とも読むこちらの漢字。

「これは些とまずいことになった」……といった使い方になります。

 

 

【些か】これには些か驚きました

次はこちら。

「些か」

些か

「少し」「わずか」という意味と、否定の語を伴って「少しも~ない」という意味でも使います。

ちょっと難しいですが、同じ意味で「聊か」とも書くようです。

正解は……

「いささか」

いささか

同じく少ないという意味で「わずか」と読み間違うことが多いようですが、「わずか」を漢字で書くと「僅か」となるので要注意。

 

 

【些し】ほんの些しではございますが……

続いてはこちら。

「些し」

些し

こちらの読みはあまり一般的ではないようですが、意味は「些か」と同様です。

正解はこちら!

「すこし」

すこし

「少し」よりも奥行を感じさせる表現かもしれません。

 

わずか、少しという意味がある「些」という漢字。「些細」「些少」「些末」という熟語で使うことが多いかもしれませんが、送り仮名でこれだけの意味があるのは面白いですね。ちなみに「些些」と書くと「ささ」とよみ、「とるにたりない」といった意味になります。「些些たる問題」のように使いますよ。

文=古田綾子 編集=鳥居 史(ハルメクWEB)


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