読めそうで読めない! 難読漢字で脳トレ

【難読漢字】字づらも怖い!「鬼頭魚」読み方

公開日:2020.11.07

更新日:2023.09.05

「鬼頭魚」「魂消る」「魘される」は何と読むかわかりますか? 難読漢字で脳トレにトライ!今回は「鬼」に関連する難読漢字に注目してみました。

【鬼頭魚】鬼の頭を持つ魚!?

最初にご紹介するのはこちら。

「鬼頭魚」

鬼頭魚

鬼の頭の魚というなんとも恐ろしい名前の魚。実際に頭が大きめで、その形相から鬼を連想したといわれています。温かい海に生息することから「鱪」と書くこともあります。

さて、正解は……

「しいら」

しいら

食用ですが、体の大きさの割に食べるところが少ないのが特徴のシイラ。「しいな」が語源と言われています。しいな(粃)とは身が詰まっていないイネのモミのこと。この「しいな」が「しいら」に変化したのだとか。ハワイでは「マヒマヒ」という名で知られ、高級魚として親しまれています。

 

【魂消る】魂が消えてしまうとは……

続いてはこちら。鬼を含む難読漢字のご紹介です。

「魂消る」

魂消る

「たましい」「きえる」と書いてどう読むでしょうか。

『広辞苑』で意味を見てみると

非常に驚く。びっくりする。

となっています。

正解は……

「たまげる」

たまげる

驚きのあまり、魂が消えてしまうかと思った……そんな意味が込められているようですね。

 

【魘される】もし夢に鬼が出てきたら?

最後は少し難しいかもしれませんが、こちら。

「魘される」

魘される

鬼の上に乗っかっている「厭」は、嫌と同意義の「いや」、「厭う」と書いて「いとう」と読みます。「厭きる」と書けば「飽きる」と同意義で「あきる」と読む漢字。ではこの漢字に鬼が加わると……?

正解はこちら。

「うなされる」

うなされる

恐ろしい夢などを見たときの状態ですね。「悪夢に魘される」といった使い方になります。

 

日本で「鬼」がつく難読地名

最後にオマケ。日本で「鬼」がつく難読の地名や場所を集めてみました。

  • 鬼門平 おんかどびら(鹿児島県の断崖)
  • 鬼志別 おにしべつ(北海道の地名)
  • 鬼首峠 おにこうべとうげ(宮城県の峠)
  • 鬼面山 きめんざん(福島県の山)
  • 鬼面川 おものがわ(山形県の川)
  • 鬼無 きなし(香川県の地名)

ご紹介したのはほんの一部。日本にはまだまだたくさんの「鬼」にまつわる地名があります。他にも、富山県には「滅鬼」という場所があったり、青森県には「鬼神社」という名前の神社があるなど、鬼という名前を含む神社も多くあります。近くに旅行などした際には、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。


文=古田綾子 編集=鳥居 史(ハルメクWEB)


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