読み方が難しい! 難読漢字で脳トレ

【難読漢字】確り、迸り…日常で使う!読めない漢字

公開日:2020.05.30

更新日:2023.12.22

「 確り」「迸り」「等閑」……何と読むかわかりますか? 難読漢字で脳トレにトライ!今回は、日常生活でよく使う言葉で、読めそうで読めない漢字を集めてみました。

【確り】読めない!もちろん「かくり」じゃありません

最初にご紹介するのはこちら。

「確り」

確り

「かく」と読むことが多い漢字「確」ですが、「り」が付くとどう読むでしょうか?

もちろん「かくり」「たしかり」ではありません。ヒントになる使用例を挙げてみましょう。

「確りした考えを持っている人」

「ひもを確り結ぶ」

「大丈夫?確りして!」

……といった具合です。わかりましたか?

 

正解は……

 「しっかり」

しっかり

ちなみに『広辞苑』での意味は

堅固でゆるぎないさま。堅実で信頼できるさま。

気力が充実していたり精神作用が健全であったりするさま。

となっています。いわゆる、日常会話でよく使う「しっかり」のこと。

「確」は「たしか」という意味で、

「確と頼んだぞ」(しかとたのんだぞ)といった使い方もあります。

 

【等閑】「とうかん」とも読みますが……

続いてはこちら。

「等閑」

等閑

こちらは『広辞苑』の意味から見てみましょう。

あまり注意を払わないさま。いい加減にするさま。かりそめ。おろそか。

と記されています。

「仕事を等閑にする」といった使い方をします。いい加減に放っておく、といった意味でよく使います。

正解は……

「なおざり」

なおざり

ちなみに、「おざなり」という言葉もありますが、「なおざり」との違いはわかりますか?

なんとなく似ているので同じ意味で使っている人も多いかもしれませんが、実は二つは違う意味。

「おざなり」は、漢字で書くと「御座なり」となり、『広辞苑』によると、

当座をつくろうこと。その場のがれにいいかげんに物事をするさま。

という意味。

  • 「なおざり」はどちらかというと、注意を払わずに放っておく
  • 「おざなり」は、その場しのぎでいい加減に対応する

といった違いになります。

 

【吝かでない】喜んで〇〇するという意味です

最初にご紹介するのはこちら。

「吝かでない」

吝かでない

「吝」という感じは「リン」と読み、「けち」「思いきりが悪い」といった意味。

「吝か」というのも、同じ意味なのですが、日常的には「吝かでない」を使うことが多いかもしれません。もうわかりましたか?

 

正解は……

「やぶさかでない」

やぶさかでない

「協力するのも吝かでない」というと、「喜んで協力する」という積極的な意味になります。

 

【迸り】しぶき、飛沫という意味もあります

最後はこちら。ちょっと見慣れない漢字ですが、

「迸り」

迸り

『広辞苑』で意味を見てみましょう。

傍にいて禍のかかること。巻添え。

……となっています。

「迸りを受ける」といった使い方をするのですが、正解は……

「とばっちり」

とばっちり


日常生活でよく使う言葉なのに読めそうで読めない漢字を集めてみました。いかがでしたか? 次回もお楽しみに。


文=古田綾子 編集=鳥居 史(ハルメクWEB)


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