ひび・あかぎれの原因は?手荒れ予防と対策を知ろう
2022.12.142021年10月27日
菅沼薫さんに聞く、今の自分に合う美容法
乾燥肌になると、なぜかゆい?菅沼薫流、最強乾燥対策
冬の乾燥肌対策をビューティー&ライフサイエンティストの菅沼薫さんに教えてもらいます。実際に、菅沼さんが続けている3つのケアも公開! 乾燥肌がかゆくなるメカニズムも解説してもらいます。
乾燥肌のかゆみは、かくほどかゆくなる
顔だけでなく全身の乾燥に悩まされる、冬。なかには粉が吹いたり、かゆくなった部分をついかいてしまい、さらに肌が荒れてしまうなどの深刻なケースも。かいてしまうと表皮が荒れて、皮膚の水分が失われてしまいます。すると同時に、アレルギー原因物質や細菌・真菌といった外から異物の影響も受けやすくなります。その異常を知らせるためにかゆみを感じ、かくという行動を起こすので、かゆみは一種の生体防御反応であるともいわれています。
アトピー性皮膚炎のかゆみも、一部は乾燥肌が原因。アトピー性皮膚炎の方の肌は、健常な肌よりも「かゆみを感じる神経」が、肌の表皮の近くまで伸びている状態になっている、という研究結果もあります※。そのため、ちょっとした刺激にも敏感になって、ムズムズかゆくなってしまうのです。※Tominaga,Takamori et al, Br J Dematol 2008,158,842-844
この状態で肌をかくと、かゆみの原因となるヒスタミンを誘発する神経ペプチドが出て、さらに強いかゆみを感じるようになります。つまり、かくほどにかゆくなるという負のスパイラルに陥ってしまうのです。
保湿クリームには、ユースキンAを愛用中
私は、全身の乾燥ケアにはユースキン製薬のクリームを愛用しています。こういう仕事をしていると、高価なものを使っていると思われることが多いのですが、そんなことないんですよ(笑)。
ここだけの話、冬の乾燥がどうにもならないときに、顔にもユースキンAを塗ってうるおいを閉じ込めるという必殺技を使うこともあります(笑)。
ユースキンAは指定医薬部外品。ビタミンB2の色の黄色いクリームには、...