老化の証・たるみ毛穴をなくすスキンケアとメイク
2019.03.182019年07月12日
自分でできるケアの方法も教えます
たるみ毛穴と黒ずみ詰まり毛穴の原因と対処法
年齢を問わず、肌悩みの上位に挙げられる毛穴問題。今回は、詰まり、開き、黒ずみなど、歳を重ねるごとに複雑化する年齢肌の毛穴トラブルがテーマです。毛穴トラブルの原因とクレンジングと洗顔による対処法を、菅沼薫さんに教えてもらいます。
毛穴の詰まりと たるみの2タイプが毛穴の悩み
年齢肌の悩みで多いのが、実は毛穴。毛穴悩みには2タイプあって、1つ目は、若い頃から気にしていた人も多い、‟詰まり毛穴”。
詰まり毛穴とは、皮脂や角質、汚れが混ざった”角栓”が毛穴に詰まった状態のことを言います。中でも、詰まった皮脂が酸化して黒くなると、毛穴が黒いブツブツのようになり、触るとざらっとした状態になります。皮脂が酸化するのは、透明だった食用油が何度か天ぷらで使っているうちに色づいて、最後には黒くなるのと同じ原理。若い頃に比べて皮脂の分泌量が減ったとはいえ、皮脂分泌が多い額や鼻のTゾーンは毛穴が詰まりやすい部分です。また、鼻にはうぶ毛がなく、皮脂が毛を伝って流れ出ないことも、皮脂が詰まる原因の一つと言えます。
またこれが2つ目のタイプ“たるみ毛穴”。肌のたるみによって形が変わってしまう毛穴です。
もともと、毛穴は下の図のように丸い形をしています。ですが、皮膚のたるみとともに毛穴も縦長に下がって涙形になり、その結果、毛穴も開いて見えてしまうのです。目の下から鼻の横や頬の毛穴に多く見られます。皮膚を上に軽く引き上げると毛穴が気にならないなら、それはたるみ毛穴です。
年齢肌の場合、この2つの毛穴が混在していることがほとんどです。そのため、それぞれの毛穴のタイプに合ったお手入れを行う必要があります。
脂は油で落とす!角栓をなくすクレンジング
肌タイプと同じように、毛穴の詰まりやすさにも個人差があります。毛穴に詰まった角栓は、皮脂と古い角質細胞(垢)が混ざったもの、つまり脂の塊です。皮脂は肌のバリア機能を正常に働かせるために必要なので、ざらつきが気にならない人は無理に角栓を取る必要はありません。ですが、詰まりによるざらつきや、脂質や酸化しやすい脂質を多く分泌する人は、毛穴に皮脂を溜めないようなお手入れを日々行いましょう。
具体的に角栓のケア方法をご紹介します。...