2万人をボディメイク!KAO流メソッド骨盤スイッチ

ウエスト-6cm!多くの女性が美BODYになったKAO流「骨盤メソッド」

ウエスト-6cm!多くの女性が美BODYになったKAO流「骨盤メソッド」

更新日:2025年08月09日

公開日:2025年08月08日

ウエスト-6cm!2万人が美BODYになったKAO流「骨盤メソッド」

健康で美しい体をつくる上で“骨盤”は大事。でも「何をすればいいの?」という人も多いはず。2万人以上の体を変えてきたKAOさんが、自身考案の【骨盤エクササイズ】を紹介。道具なし&自宅で手軽にできて、続けやすさも抜群。更年期の不調や中年太りのお悩みも、“自由に動く骨盤”になれば、きっとラクに解消できるはずです!

教えてくれたのは、骨盤マニアKAO(かお)さん

女性のライフシフトコーチ。一般社団法人日本骨盤協会代表。エステ、整体などを学び、ヨガ指導者の道に。独自の女性骨盤セオリーを確立し、現在は2万人以上の女性のボディメイクに携わり、各種講座などで幅広く活躍中。著書に『結局、骨盤がすべて解決してくれる』(Gakken刊)Instagram

人生後半にこそ「骨盤エクササイズ」が必要な理由

人生後半にこそ「骨盤エクササイズ」が必要な理由

私が考案したエクササイズ「骨盤スイッチ」は、揺らぎやすい年代の不調を改善するのにとってもおすすめのメソッド。その好影響は更年期を過ぎた後もずっと続いていきます。

第一に、強い足腰をつくることにつながります。骨盤スイッチは、「骨盤」「股関節」「骨盤底筋群」「お尻の筋肉」を整える効果が抜群。今のうちにケアすることで、70歳、80歳になっても一生自分の足で歩くことが叶うのです。

二つ目は、ホルモンが分泌されやすい状態を保てること。更年期が終わり女性ホルモンの分泌がほぼゼロになると、これまで女性ホルモンが担っていた働きを、成長ホルモンや男性ホルモンなどほかのホルモンが担当します。

骨盤スイッチには、これらのホルモン分泌に重要な、脳下垂体の働きを守る働きがあり、若々しさをキープできます。骨盤スイッチを習慣化して、人生後半もいきいきと輝きましょう!

骨盤3つの動きのうち、自分で変えることができるのは?

骨盤エクササイズの前に、まずは「骨盤の動き」について学びましょう。骨盤の動きは、大きく3つに分けられます。

  1. ダイナミックな動き(足を上げる、体をひねるなどの動作による)
  2. 呼吸と連動した前後運動(横隔膜、骨盤底筋群との連動による)
  3. 生理や出産の際の骨盤の開閉(ホルモンの働きによる)

このうち、3の開閉は、自分で意識して行うことはできません。しかし、開閉の動きが正常でなくなると、骨盤が開きっぱなしで内臓が下垂し、子宮脱や尿もれなどのトラブルの他、更年期の症状が出やすくなります。

これらを防ぐには、1「ダイナミックな動き」と、2「呼吸と連動した前後運動」を積極的に行うことが大事。意識的に骨盤を動かすことで、コントロール不能な開閉が、正常にできるようになるのです。

よくい言われる「骨盤のゆがみ」も、解決策は骨盤を動かすこと。骨盤を動かせば、わざわざ骨盤矯正をしなくても、ゆがみのない本来の位置に戻っていきます。

KAO流「骨盤スイッチ」美BODYをつくる3つの動き

骨盤は、動かすことで自然と正しい位置や角度、形に整い、無意識でもいい姿勢に。すると下腹や背中など、美姿勢をキープするために必要な筋肉が刺激され、ボディラインが整います。

また、しっかり動く“スムーズ骨盤”になれば、ゆがみを寄せつけず、骨盤底筋群や腹横筋などのインナーマッスルにもアプローチできるので、子宮の下垂も解消します。

さらに、呼吸と連動した仙骨の振動が復活。息を吐くときに横隔膜と骨盤底筋群が連動して引き上がりやすくなります。これにより、ウエストが内側から引き締まり、ギュッとくびれた女性らしい美しいラインになるというメリットも!

意識的に動かせる骨盤の動きは、「前傾・後傾」「挙上・下制」「回旋」の3つ。

1:前後に傾ける「前傾・後傾」

1:前後に傾ける「前傾・後傾」

2:足を上げるときに骨盤を上下に動かす「挙上・下制」

2:足を上げるときに骨盤を上下に動かす「挙上・下制」

3:腰を回す「回旋」

3:腰を回す「回旋」


KAO式メソッドでは、これらの動きをスムーズにできるようにエクササイズ化。これが「骨盤スイッチ」です。シンプルなエクササイズでありながら、不調改善、ダイエット、美容など、あらゆる面に好影響をもたらします。

あなたは大丈夫?“フリーズ骨盤”を引き起こすNG行動

骨盤は、体の上部と下部をつなぐ中心部。ですから本来は、動くときには骨盤から始動するのが、体の構造として理にかなっています。

例えば、歩くときは「みぞおちから足が生えている」イメージで股関節から大きく動かす、振り向くときは、腰を支点に体幹をひねるのが機能的な動きです。
 

あなたは大丈夫?“フリーズ骨盤”を引き起こすNG行動

ところが、長時間、悪い姿勢で座りっぱなしだったり、運動不足になったりすると、骨盤の可動域が低下。ひざ先だけ、腕先だけなど、体を部分的に動かす動作が癖になり、骨盤が固まった「フリーズ骨盤」状態に……。

あなたは大丈夫?“フリーズ骨盤”を引き起こすNG行動

また、産後の生活もフリーズ骨盤を進行させる原因の一つ。産後は骨盤が開いたまま閉じにくくなっています。その状態で赤ちゃんを抱っこしたり、前屈みになってベビーバスに入れたり、長時間、緊張する姿勢をとったりすることで、骨盤のゆがみが固着。

産後太りが戻らない、更年期にさまざまな不調が現れるといった悩みを引き起こしやすくなるのです。

骨盤を動かしたら人生変わった!劇的ビフォーアフター体験談

ひざ痛がみるみる改善! ウエストは72cmから66cmに!(Aさん)

骨盤を動かしたら人生変わった!劇的ビフォーアフター体験談

50歳を迎えた頃から、ひざに痛みを感じるように。週に1回は、ひざにたまった水を抜き、週3回はリハビリに通う日々。それでも症状は悪化し、ついには関節を安定させる装具を着けることになりました。

KAOさんに出会い、最初のセッションを受けた途端、下半身の痛みがスッと解消。長年の整形外科通いは何だったんだと思うほどです。吐き気を伴うほどの頭痛にも悩まされ、鎮痛剤が手放せなかったのですが、それもまったくなくなりました。

うれしいことに、体型にも変化が。反り腰が改善され、ウエストは72cmから66cmに。心も前向きになり、「一生、自分の足で歩いていける」と自信が持てるようになりました。

諦めていたぽっこりお腹がすっきり!腸の調子も絶好調! (Bさん)

■諦めていたぽっこりお腹がすっきり!腸の調子も絶好調! (Bさん)

細身の体型でしたが、40代になるとダイエットしても痩せられず、特にポコっと出ているお腹がコンプレックスでした。この年齢で今からボディラインを整えるのは無理だと諦めかけたとき、InstagramでKAO先生を拝見。

これまでさまざまなエクササイズに挑戦してきましたが、こんなに骨盤を動かしたことも、骨盤を意識しながら動いたこともありませんでした。骨盤の角度を明確に意識することで正しい動きができる、だから効かせたいところに効くと思います。体の中心から変化する感覚がありました。

おかげでぽっこりお腹がフラットに。内臓位置がリセットされたおかげで、腸の調子も絶好調です。

次回の記事では、「骨盤を動かす前に!『ゆるめる準備体操』3選 」を紹介していきます。

※本記事は、書籍『結局、骨盤がすべて解決してくれる』より一部抜粋して構成しています。
※効果には個人差があります。試してみて合わない場合はおやめください。

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■「動かして不調を解消!骨盤スイッチ」をもっと読む■

#1:「フリーズ骨盤」が引き起こすリスクとNG行動
#2:骨盤を動かす前に「ゆるめる準備体操」3選
#3:実践!【骨盤スイッチ】でスタイルアップ! 

もっと詳しく知りたい人は、骨盤マニアKAOさんの書籍をチェック!

KAO流骨盤メソッドは「骨盤を揺らして動かす」「体を張り巡らせている筋膜のラインを引っ張り合う」ことで、中心にある骨盤を無理なく整えます。更年期のトラブル、冷え、尿もれ、猫背、股関節の痛み、中年太り……。「自由に動く骨盤」をつくれば、女性の悩みはすべて解決!

HALMEK up編集部
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