藤の花を巡る春
2024.05.122022年09月09日
旅番組で見る、いかにも尾瀬!な風景は、遥か遠く
お腹ペコペコ、足パンパン。尾瀬は広かった
~はるかな尾瀬、遠い空♪~ 尾瀬沼と尾瀬ヶ原を巡るもっとも一般的なトレッキングで、もうクタクタ、お腹ペコペコ。尾瀬は、遥か遠くにあるのでした。
1泊2日で行く、初めての尾瀬
唱歌「夏の思い出」でおなじみの「尾瀬」。
群馬、福島、新潟、栃木の4県にまたがる高原です。東京からは高速バスで直行できるようですが、関西人の私には、アクセスしにくく、ほとんど「秘境」。
そのため、憧れは増すばかり。湿原の果てまで続く木道、可憐な高山植物……良いわぁ。
初めて尾瀬に行ってきました。
一ノ瀬→尾瀬沼、凛々しい燧ケ岳
一ノ瀬→尾瀬沼→見晴→尾瀬ヶ原→鳩待峠の1泊2日。
天気が良ければ、至仏山に登ろう。などと、簡単に考えていたら、大間違い!
一ノ瀬で、シャトルバスを降りたら、いきなり樹林帯のぬかるんだ上りの登山道。
峠を越えて、ようやく「尾瀬沼」に到着。
緑と青のコントラストがくっきり、燧ヶ岳(ひうちがたけ)が凛々しい~。
ここまで所要1時間半。
ビジターセンター近くの沼畔で、おにぎりで小休止。腹2分で留めて、次の「沼尻休憩所」へ。
「沼尻休憩所」は、『アド街ック天国』(テレビ東京)の尾瀬の放送を見て、ここでスイーツを食べようと決めていた場所。
あれ? 休憩所がない! 影も形もない!
後で『アド街ック天国』の録画を確認したら、放送は2014年8月。8年前^^;
お腹を空かせたまま、これまたぬかるみとアップダウンの林道を歩くこと、さらに1時間半。
今日の目的地「見晴」に到着。
見晴のオシャレカフェで一服!山小屋にはお風呂がある!
「見晴」は、山小屋が6軒集まる、尾瀬の中心地。
オープンエアのカフェがある! 牛ロース丼に鹿肉にアヒージョ! オシャレだ! おいしそうだ! 食べるぞ!
その向かいには、おでん、カレー、ラーメンのいかにもな山小屋食堂。
うれしいことに、山小屋の夕食は早い。午後5時すぎにスタート。
コロナ禍だし、残ったご飯は捨てるんやろな、もったいないな、と、三膳ずつ頂いて、おひつは空っぽに。
ごちそうさま!
山小屋と言っても、尾瀬は湧き水が豊富だから、お風呂があります。トイレもキレイ。北アルプスの山小屋(前回の記事)の“目にしみる”トイレとは比べようもありません。消灯は9時。ここは山小屋っぽい。
“The尾瀬”な「尾瀬ヶ原」
うわぁ、尾瀬みたい! って、尾瀬やん。
「尾瀬ヶ原」は、イメージ通りの「尾瀬」。
遥か遠くまで木道が続いていて、池塘(ちとう)に青空と白い雲が映ります。ヒツジ草もいっぱい。白くて、思っていたより小さく可憐な花。
何人もの歩荷(ぼっか)さんとすれ違いました。歩荷とは、山小屋に食料などを運ぶ人。
オシャレカフェでワインが飲めて、夕食にハンバーグが食べられるのは、歩荷さんのおかげです。
尾瀬ヶ原を過ぎれば、階段状の登山道を黙々と上って、バス乗り場のある「鳩待峠」へ。所要2時間。
足はパンパン、お腹はペコペコ。天候次第で至仏山、などと、どの口が言ったのでしょう。
バスとシャトルバスを乗り継ぎ、そこから登山道を経てようやく辿り着く「遥かな尾瀬」だけど、また行きたいな。オシャレカフェで牛ロース丼を食べたいし。
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