50才からの転職(25)

不動産屋を未経験で開業、あれから5年経ちました

公開日:2022.07.31

夏本番! といっても特にイベントもない私は、夏にふさわしいテーマでお送りすることができませんが……。「我が道を突き進む50代女子代表」として、何か一つでも、同年代の女性たちの前向きに生きるヒントになればと願いながら、いつも書いています。

自分に「おめでとう」

2022年7月25日、この記事の入稿締切にウンウンうなっている私ですが、ちょうど5年前の今日は、この家でひっそりと不動産屋を開業した日です。今日も一人でひっそり自分に「おめでとう」です。

自分に「おめでとう」

あれから5年。月日が経つのは早いです。

はっきり言って業界未経験で、女性が一人で不動産屋を始めるというのは、それはそれはいろいろありました。

楽しかったことと、つらかったことのどっちが多かった? と問われれば、間違いなくつらいことのほうが多かったです。

正直、この業界は、いい人ばかりではありません。知識も経験もなく、そして女だということで、時にはなめられ、だまされ、何度も痛い目にあいました。

でも、じゃあ後悔している? と問われれば、後悔はほんとにまったくしていません。たまに、あれ? 私の人生って谷あり谷ありばっかりで、楽しいこと少なすぎない?! と、疑問に思ったりはしますが……。

だまされないように、なめられないようにと、転んではまた起き上がりを繰り返していくうちに、私は5年前よりも数倍、強くなりました。心が強くなった、気が強くなった、けんかが強くなった、どれも当たっています(笑)。

それでもまだ商売人になりきれていないところがあり、つい最近も、仕事の付き合いで信じていた人(それも同性)に、とんでもない理不尽なことをされて、人間不信に陥りました。お金の絡むことで、うっかり人を信用してはいけないんだということも、寂しい話ですが、学ばせていただきました。

でもたとえだまされても、自分はだます側には絶対にならないと誓います。

50代でも成長中です

50代でも成長中です

開業してから、たくさんの新しいことを勉強しました。人って50歳を過ぎてからでも、やる気を出せば成長できるんですね。小、中、高の成績表に「もっとやる気を出せ」と書かれ続けてきた私が、何十年もかかってようやく、やればできることを証明することができたかと……。

不動産業にとどまらず、いろんな方向に世界が広がっていきました。社会福祉士を目指して、大学に行くことになったのも、開業当初には考えてもいませんでした。

さて、5年後の私はいったい何をしているのでしょう。おばさんが将来を夢みてもいいじゃないですか(笑)。

同調圧力の強い日本ですが、私はこれからもGoing my way です!

頑固親父ならぬ、頑固おばさんにはならないように気をつけないといけませんが。

二度と戻らない今を大切に

二度と戻らない今を大切に
私は今日もバイクで走るおばさん

人生なんてどうせ今から200年後には、私も確実に存在しないし、私の存在を知る人も、この世にはいないんですから。この儚い今を、自分の思うように生きたらいいと、私は思うのです。

私はチャップリンのこの言葉がとても好きです。

「人生は恐れなければとても素晴らしいものなんだよ

人生に必要なもの それは勇気と想像力 そして少しのお金だ」

 

■もっと知りたい■

 

まつしたあやこ

まつしたあやこ不動産合同会社代表。53歳のときに契約社員の化粧品販売員から、まったくの未経験で不動産屋を開業。そして56歳で社会福祉士国家資格を目指して大学に編入と、50代からの挑戦ストーリー。「すべての女性をハッピーに」をモットーに、私なりに考え発信していきたいと思います!

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