50才からの転職(22)

不動産の仕事はいろんなご縁をつなぐのが楽しいです!

公開日:2022.04.05

2017年に未経験で不動産屋を開業した、まつしたあやこです。今回は不思議なご縁で、沖縄の屋我地島の土地売買をお世話させていただくことになった、なりゆきについてお話させてください。それも「塩田」という聞き慣れない土地の取引です。

沖縄の屋我地島(やがじしま)に行ってきました!

沖縄の屋我地島(やがじしま)に行ってきました!

地域密着型というより、ジプシー型?不動産屋の私ではありますが、この度、遠く離れた沖縄北部まで土地売買取引に行ってきました。

縁もゆかりもない沖縄の案件を、なぜ関西の不動産屋の私が?

事の始まりは、今からさかのぼること4年前……。

無謀な業界未経験、2018年の夏に開業1年目をむかえた私は、一度ここらで人生を見つめなおそうと、これまた無謀な1か月の一人旅を思い立ちました。

そこでたまたま選んだ宿泊先が、沖縄県、沖縄市の民泊でした。

初めての民泊に選んだのは沖縄市のとよこさんち

初めての民泊に選んだのは沖縄市のとよこさんち
1階がオーナーの自宅、2階が民泊部屋

初めて訪れる沖縄市。まったくのノープラン、知り合いもいない、1か月もいったい私はなにをするの? 状態でしたが、そこで出会ったのが、民泊オーナーの沖縄マダムとよこさんでした。

陽気な沖縄マダムのとよこさんと、陽気な関西のオバチャンの私は、すぐに仲良くなり、民泊のもう一部屋の外国人ゲストもまじえて、一人になる時間がないほど、楽しい一人旅となりました。

私が不動産屋をしているという話から、とよこさんのお兄さんも大阪で不動産屋をしていること、屋我地島というところに空家や放置している土地があって、これからどう処分するか悩んでいるということを聞きました。

そのいろいろある土地のひとつが「塩田(えんでん)」だったのです。

日本の土地は、その利用目的によって「地目」として登記されています。なじみのある地目でいえば家が建っている「宅地」でしょうか。

「塩田」とは、海水を引き入れて塩を採取する土地です。要するに砂浜です。砂浜なので家を建てることはできません。なので、買い手も付きにくい土地です。

初めての民泊に選んだのは沖縄市のとよこさんち

4年前の一人旅から仕事につながりました!

そんな土地を、私にどうこうできる話ではないと思っていたのですが、以前、初めて取引した京都の不動産屋の営業マンが、たまたま沖縄出身の人で、雑談からふと沖縄の屋我地島にある「塩田」の話になったところ、「僕その土地買いたいです」となったのです。

コロナで延び延びになり、なかなか行くことができなかった沖縄でしたが、今回ようやく訪れることができ、物件調査と取引の交渉に行ってきました。

4年前の一人旅から仕事につながりました!
かつて塩田だった場所
4年前の一人旅から仕事につながりました!
砂浜のはずがマングローブ林に!

何十年も塩作りをしていなかった「塩田」は、想像していた砂浜ではなく、ジャングル化していて、絶句! でしたが、それでもOKということで、なんとか無事取引成立になりました。

なんだかすごいご縁だなぁと思います。そして「塩田」以外の土地も、もしかしたらですが、このハルメクの記事からの不思議なご縁で、つながるかもしれません。うまくつながるといいなぁ!

自然いっぱいの屋我地島の土地を、いい方に譲るお手伝いができればいいなと思っています。

4年前の一人旅から仕事につながりました!
2019年2月に再訪 とよこさんと私

 

■もっと知りたい■

 

まつしたあやこ

まつしたあやこ不動産合同会社代表。53歳のときに契約社員の化粧品販売員から、まったくの未経験で不動産屋を開業。そして56歳で社会福祉士国家資格を目指して大学に編入と、50代からの挑戦ストーリー。「すべての女性をハッピーに」をモットーに、私なりに考え発信していきたいと思います!

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

いまあなたにおすすめ

注目の記事 注目の記事