広島雑遊

コイン通りでご利益を!金持ちになれるかも?

公開日:2022.07.10

更新日:2022.07.07

金持ちになれる通り(!?)、その名も「コイン通り」。広島市の西部、国道2号線バイパスと2号線宮島街道を結ぶ南北約1.5kmの道路です。車で通ったことは何度もありましたが、これまで歩いたことはありませんでした。

コイン通りでご利益を!金持ちになれるかも?
ようこそ!金持神に会える街

まずは歩いてみよう

交通量の多い車道の両サイドには、あんずとハナミズキの街路樹の歩道があり、さまざまな商店や企業が軒を並べています。その歩道を、友人と歩いてみました。

この通りのまちづくり活動は、広島市の「ひろしま街づくりデザイン賞」(平成11年/1999年)を受賞し、国土交通大臣からも表彰され(平成15年/2003年)、ユニークな「モニュメント」が車道に面した歩道のところどころに鎮座しているのです。

「なでたり写真に撮ってご利益をもらおう!」と謳われています。

「コイン通り」の名前の由来は

通りの北端に、コイン通りの御神木になっている「クロガネモチ」という木があります。ちょうど造幣局広島支局の前です。この造幣局の存在が「コイン通り」の名前の由来で、まちづくり活動の起点になったのです。

「コイン通り」の名前の由来は
この通りの御神木「クロガネモチ」

もともとは農道でしたが、太平洋戦争中、政府の造幣局新工場誘致運動にともない、道幅が2mから約16mに拡げられて現在に至っているそうです。昭和20年(1945年)に造幣局が開設された際、製造されたお金を輸送するので「産業道路」と呼ばれていたとか。

昭和40年(1965年)頃から、この地区は広島市のベッドタウン化が進み、昭和60年(1985年)、広島市に編入されました。造幣局にちなんだ「コイン通り」とハイカラな名前で「まちづくり」のモデルになっているようです。

ご利益をゲットしたい

  • 金持十二支

ご利益をゲットしたい

ご利益をゲットしたい

干支の動物たちが皆、コインを持っています。「自分の生まれた年の干支や今年の干支をなでたら、きっといいことあるよ」とのこと。 

そのほか、鯉・鯛・豚・ふくろう・かえる・猫などもいて、皆、コインを手にしています。

いずれも「金持」という言葉を頭につけて呼ばれていて、たとえば、鯉は「金持昇鯉」。

案内マップには、「昔々、一匹の鯉が激流の滝を登り切り、龍となって天高く昇って行ったという中国の伝説があります。そこで鯉は成功・昇進の象徴とされてきました。金持昇鯉さんもあなたの努力を後押しし、成功するよう守ってくれますよ! カープも勝て勝て」と書かれています。

  • 金持稲荷神社

ご利益をゲットしたい

酒屋さんの店舗ビルの屋上に神社があります。京都伏見稲荷の御霊(みたま)をいただいた神社で、五穀豊穣、商売繁盛、芸能上達、福徳円満を御神徳にしているようで、私たちは福徳円満を祈願しました。

  • 金持タクシー

金色のタクシー。偶然見かけたらラッキー、乗車できたら超ラッキーらしいのです。

私は児童の登校を見守るボランティアをしていますが、その折よく金色の自家用車が走っているのを見かけます。これも、ラッキーなのかもしれませんね。

いろんなことをポジティブにとらえて、死ぬまでにさまざまなことに挑戦したいという思いを、今後も少しずつ実践していきたいと願っています。

 

■もっと知りたい■

とし古

祖母は60歳の頃、針仕事や寺参りを日課にしていました。母は70歳の頃不自由な体で家族のために働き趣味の書道教室にも通っていました。そして私はいま八十路を歩いています。体力・知力は衰えを感じますが考える事・感じる事は昔と変わらないと思っています。死ぬまでにやっておきたい事に色々チャレンジしたいです。

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