マスターズ水泳大会で世界記録突破の先輩

80歳の世界新記録スイマーに学ぶ「元気の秘訣!」

公開日:2022.05.25

2022年5月15日に開催された日本マスターズ短水路水泳大会 江戸川会場で80歳の背泳ぎ50m世界新記録を樹立された竹宇治聰子さんをご紹介します。

マスターズ水泳大会の世界新記録って?

マスターズ水泳大会の世界新記録って?

マスターズ水泳大会とは、18歳以上の大人が年齢区分(5歳刻み)別に競い合う競泳大会です(18歳~24歳、25歳~29歳、……95歳~99歳、100歳~105歳…100歳区分で活躍される方もいらっしゃいます)。

5歳刻みのエイジグループで競うので、種目ごとに年代区分の日本記録、世界記録があります。

毎年春には、日本マスターズ水泳協会主催の全国の会場で『日本マスターズ短水路大会』が開催されます(2022年は4月3日から6月12日にかけて全国23会場で開催される予定です)。

地元で開催される大会を目指して練習に励む人、旅行を兼ねてあちこちに遠征しながらレースを楽しむ人がいます。

50m背泳ぎ80歳区分で世界新記録樹立!

50m背泳ぎ80歳区分で世界新記録樹立!

5月15日、東京江戸川区の会場で竹宇治聰子さんが80歳区分背泳ぎのレースで世界記録を突破されました。竹宇治さんは旧姓・田中聰子さん。ローマオリンピック銅メダリストで、世界記録を何度も塗り替え現役当時は「世界のサトコ」と称されていました。

ご結婚されてからも水泳指導に携わりながらマスターズスイマーとして泳ぎ続け、区分ごとに世界記録を更新されておられる水泳界のレジェンドのおひとりです。

江戸川大会は竹宇治さんが主宰する『聰友会』主管で、大会会長としてお忙しく対応される中、ご自身のレースでは世界記録を大幅に更新するという快挙を成し遂げられたのです。

「栄養、休養、筋トレ!普通の生活が大事よ!」

「栄養、休養、筋トレ!普通の生活が大事よ!」
毎週火曜日江戸川スポーツセンターで開催されている「サトコ教室」の皆さんとサトコ先生

竹宇治さんは、今も週に4日大人や子どもの水泳指導をされ、生徒から「サトコ先生」と慕われていらっしゃいます。今回の記録達成のためにどんな努力をされてきたのかをお聞きしました。

「世界記録を狙って特別なことをしていたわけではないのよ。週に1回の水泳練習をコンスタントに続けて、オーバーワークにならないように休息と栄養に気をつけているの。今回記録が出せたのは、週1回ジムで1時間筋トレを欠かさずやったからかしらね。

年齢を重ねると筋力の衰えを感じるから、筋トレは大事よ。食事もしっかり3食摂り、サプリメントも飲んでいます。大豆プロテインを欠かさず摂っているので、髪の毛や肌の調子もいいのよ(笑)」

「日常の生活が大事」と話されるサトコ先生、「やんわりとさりげなくにっこりと」をモットーに水泳も仕事も身構えずに続けておられる姿は、私たちマスターズスイマーの目標であり、憧れの存在です。

 

 

■もっと知りたい■

たちよみ

趣味も仕事も水泳、年齢別水泳大会に出場する還暦スイマーです。「100歳まで泳げる体と環境」を目指し、水泳の技術向上とトレーニングはもちろん、体力、筋力、コミュ力、財力など加齢にあらがう日々をお伝えします。私の趣味と仕事に欠かせないスポーツクラブライフは「楽しく、愉快に♪」がモットーです。

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