足がつるってどうしてなの?
2022.06.272021年05月02日
水中運動のすすめ
水の効果で美と健康をゲット!
水泳指導歴30年のたちよみが、陸上運動では得られない水中運動(水泳・アクアエクササイズ)のさまざまなメリットをご紹介します。
「やせたらプールに行く」はもったいない!
大人の女性に水中運動や水泳をおすすめすると「水着を着なきゃいけないからね~、もう少しやせたらプールに行くわ」と断られることがあります。それ、とっても残念です。
なぜなら、水中運動は太っている人ほど効果的だからです。体重60キロの人がジョギングをすると、膝には250キロ近い力がかかるそうです。陸上での激しい運動は関節などへの負担が大きいので、高齢者や体重の重い人が十分な運動量を得ようとすると故障するリスクを無視できません。
水中では浮力によって体重が陸上の10分の1になるので、関節にかかる負荷が大幅に軽減されます。さらに重力のある陸上で常に負荷がかかっている抗重力筋(脊柱筋や脚など)を浮力によってリラックスさせることができるので、うっ血やむくみの解消に役立ちます。
また太っている人は浮力が大きいので、普通体形の人より浮きやすく水泳の上達が早いことも期待できます。Lサイズの水着を着て初心者教室に入ってきた人が、1年後にはMサイズの水着でスイスイ泳いでいるっていうケース、たくさん見てきました♪
エステ効果もある「水環境」!
水中では30~40%もエネルギー消費が高いといわれています。水は熱伝導率が空気よりも高く、体温が奪われやすいため、プールに入るだけで体温を保とうとする生理機能が脂肪燃焼を促しエネルギーを消費させます。
陸上選手がプールでクールダウンを行い、疲労回復をはかるのをご存じですか? 水流、水圧、適度な水温が筋肉、血管、皮膚にほどよいマッサージ効果をもたらしてくれるからです。さらには血管を広げて血流を促し、筋肉中の疲労物質の分解を早めてくれる効果も!
さらに水流が体表面に当たると肌が細かく波打って新陳代謝を促し、水温と体温の温度差が皮膚に適度な冷刺激を与えることで、お肌を活性化してくれます。
実際、水泳選手には肌がきれいな人が多く、スイマーの先輩方も肌年齢が若々しい方が多いと感じています。激しく動かなくても、水環境が多くの効果をもたらしてくれるのです。
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