水着だけでは不安な人におすすめ

水着に下着は必要?

公開日:2022.06.18

大人の水泳教室で指導員をしている私。水着の下のアンダーウエアに悩んで「何を着ればいいの?」「そもそも水着に下着は必要?」と尋ねられることがあります。そんなお悩みにお答えします。

そもそも水着に下着は必要なの?

水泳指導員歴30年以上の私に先日友人から「初心者水泳教室に通うことにしたんだけど、水着の下のアンダーウエアってどうすればいいの?」と尋ねられました。

「そもそも競泳水着に下着ってつけるものなの?」とも!

実際、競泳選手の多くは水着1枚で着用し、ほとんど下着をつけていません。特にレースの時は少しでも抵抗を減らすため、体にとことんフィットした薄い水着を着用しますから、アンダーウエアをつけることはありません。

昨今の競泳水着は透けにくい素材や赤外線カメラの盗撮を防ぐための透過防止加工がされているものがほとんどなので、必ずしもショーツや胸パッドが必要というわけではないのです。

マスターズスイマーの仲間でも、下着を着用している人はまれです。私もノーアンダーウエア派です。

気になるのは、胸のシルエットがあらわになることや衛生面かもしれませんが、水泳歴が長くなるとそうしたことにはすっかり慣れてしまって、まったく気にならなくなります。

とはいえ、水着を着慣れていない初心者や、フィットネススイマーにとっては、アンダーウエア(胸パッド・ショーツ)を着用することで安心感が得られるのも確かですね。

そもそも水着に下着は必要なの?

胸パッドはどんなものがあるの?

胸パッドはどんなものがあるの?
シリコンパッドは直接肌に密着させて使えます

胸パッドは最初から水着についているものや、取り外しのできるもの、肩ひもと脇のところに取り付ける紐やフックのついたものがあります。

シリコンでできた胸パッドもピッタリした競泳水着の下であれば、取れたりずれたりしにくいので、これもおすすめです(私は、子どもの水泳指導の時にこのシリコンパッドを安全面から着用することがあります。寒さ対策にも一躍買います!)。

混雑したプールや海では、普段胸パッドをつけない人も、万が一水着がズレてしまった時のことを考え、安全面で着用するのもいいかもしれません。

ショーツはどんなものがあるの?

ショーツはどんなものがあるの?
ショーツはスタイルやメーカーで種類がいろいろあります

ショーツは脚ぐりやウエストの長さで、さまざまなスタイルのものがあります。

水着の形に合わせて選ぶといいですね。

色はベージュか黒が多いですが、赤外線カメラ対策なら黒がおすすめです。とはいえ、薄い色の水着の下に黒のショーツだと、かえっておかしな印象を与えることもあるので注意が必要です。

アンダー水着(重ね着)の楽しみ方

アンダー水着(重ね着)の楽しみ方
セパレーツ水着を重ねて「見せるアンダーウエア」にしてもおしゃれ!

最近はワンピース型の水着の下にブラジャー型水着(セパレーツ水着の上)を着用して、あえて重ね着のように見せて着用する人もいます。

それと同じく、スパッツ型の水着を下にはいて、その上にワンピース型の水着を着たり、逆のはき方もできます。

水泳仲間の中には、おしゃれでしている人もいれば、寒さ対策だったり、少しくたびれた水着の有効活用だったり……という場合もあるようです(笑)。

 

■もっと知りたい■

たちよみ

趣味も仕事も水泳、年齢別水泳大会に出場する還暦スイマーです。「100歳まで泳げる体と環境」を目指し、水泳の技術向上とトレーニングはもちろん、体力、筋力、コミュ力、財力など加齢にあらがう日々をお伝えします。私の趣味と仕事に欠かせないスポーツクラブライフは「楽しく、愉快に♪」がモットーです。

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