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ブースリフォームに注意
ATMが操作できない両親は、年金を近所の信用組合のカウンターでおろしていました。
ある日、親の書類を整理していたらペラの紙を見つけ、積立証書だとわかりました。なんでここに?
事情を聴くと、思わず頭にくる内容でした。
最近この信用金庫はリフォームをして、カウンターを無くし、個別ブースにしたのですがこれがワナでした。
ある日父は番号を取り、個別ブースで通帳と年金が渡されるのを待っていました。
一度座ってしまうと年寄りはなかなか立ち上がれません。相手も机の向こう側に座り目線を合わせます(カウンターではこういきません)。そして、現金と通帳を渡しながら世間話をするように、将来の不安を口にし、積み立てはいかがですかなどと勧誘します。まあこれはしょうがないでしょう、ところが……。
定期預金なら通帳の後ろの方に記帳するので、父だけでなく家族にもわかります。
しかし積立証書はお札サイズのペラの紙です。「証書」とあるものの、知らなければ遺品の整理の時に埋もれて見落としてしまいます。
しかも、その積立はなんと20年満期なのです。当時父は90歳でした。満期は110歳です、そんな馬鹿なことがありますか?
もちろん、次の日父を連れて解約に行きました。
親のもろもろの情報を共有しよう
年金、健康保険、税金などの支払いや光熱費などの家計に関することはクリアファイルにまとめます。
見開きで左ページが父、右ページを母にして、年金や税金などの書類をファイルします。健康保険証はコピーを取り、デイサービスや外出の時に財布やカバンにいれておきます。
金融関係のハンコは一覧にして何の印かメモして、ハンコ自体にも貼っておきました。通帳などもコピーし、時々記帳して現在高を把握します。もちろんこれらは極秘管理します。
こうして家計を見える化をすることで頭の中も整理でき、親子で情報を共有できるのでおすすめです。
また親への年賀状や暑中見舞いなどは葉書用クリアファイルにまとめ、住所録をプリントアウトしてあげましょう(もうそんなに交友も多くはないので)。
実はこれ、いざという時に役立ちます。死亡通知や年賀欠礼の発送時に利用できました。
ポイントは、ファイルする時には親と一緒に仕分けをすること。
「この人友人?」「親戚なの?」などと会話から重要度もわかります。
もう一つの名前を持っています
通販や懸賞、アンケートなど本名のフルネームを真面目に書かなくてもよいものがあります。
私は通販は下の名前を変えます(あくまでも私個人のやり方ですが)。お菓子なら「菓子(カコ)」、苗なら「早苗」とか。
もし、個人情報が漏れた時にどこからかわかりますし、不審な電話もこの名前を言われたら「詐欺かも」と目安になります。
詐欺の電話は昔ふうの名前を狙うと聞いたことがあるので、親の通販などは気を付けます。
ただし、不在通知で郵便局へ行く場合は身分証明書がないので、再配達を頼みますが。
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