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- 母の施設探しと私の失敗
500もの候補から選りすぐった施設だったのに、とんでもない問題が。
500の施設から、最後の決め手
母との衝突や増える救急搬送で、介護の限界と自分のストレスの限界を感じた私。ニュースの介護殺人も頭によぎり、このまま共に不幸になるより、プロに委ねてみようと決断しました。
母も健康不安から、しぶしぶOK。
とはいえ、施設探しは初めての経験。ケア付きマンション、グループホームなどいろいろな形態があることを知り、毎日ネット検索をしてはため息をついていました。
施設はそれぞれオプションやサービにばらつきがあり、比較できず、結局500以上検索しました。20か所からカタログを取り寄せ、15か所くらい実際見に行き、最後は隣町の施設に決めました。
ここはケアマネージャーがとてもしっかりした人で、隣接する病院が経営しているので安心でした。
お試しの手ごたえ
早速母に「お試し入居」をしてもらい、3日後に迎えに行くと友達もできて「早く来てね」と言ってくれました。
ここは住宅地の中にあり、外出が自由、スーパーに行ったり、友人が訪ねてきたら近所の温泉旅館への外泊も可能でした。
環境的にも人材的にも納得したので、やれやれという感じでここに決めました。

まさかの事態
今度は母宅の片付けをし、家を処分し、施設の経費を賄う段取りに移ります。
アルバムが200冊以上もあり、タンスなどの大型家具もあって、あれやこれや一人で1か月かかりきりでした。
あの半年に及ぶ父の事後処理との疲弊から、回復せぬままの再びの片付け。でもこれで最後だと言い聞かせ、力を振り絞ってがんばりました。
ところが3か月ほど経った頃でしょうか。施設から思いがけない電話がありました。母が部屋に引きこもって、食事も一人で食べている、とのこと。
何があったのか、急いで向かいました。
当時の母は、要介護3。脳血管障害の認知症、心臓病、隠れ脳梗塞ありですが、一人で食事排泄入浴ができる状態でした。
母は「スタッフにいじめられている」そんなことを口にしました。
例えば、わざとカーテンだけ閉めて窓は開けたままだとか、レクリエーションで差別されるとか、食事もまずくて食べられない。いろいろ不満はあるようです。でも、私には立証できません。
母が本当の事を言っているのか、被害妄想なのか。食事も体験入居で確認したはずなのに、今さら言われても……。
「食事がひどいなら、ケアマネさんを呼んで見てもらうとかしないと。何の証拠もなく、施設に文句は言えないよ」と私。

でも、そこを出る決心をしました。
なぜなら、いじめは看護婦のようでした。一人で薬を担当しますし、会ったこともなく盲点でした。
後日退去の手続でケアマネージャーにすべてを話すと、さもありなん(やっぱり知っていたんだ)との様子でした。
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