糖質オフ生活奮闘記(35)

冬を迎えるための薬膳とパンのこと

公開日:2021.11.16

薬膳コーディネーターのさいとうひろこです。冬を快適に迎えるためには、体の乾燥と冷えは大敵。山芋や豚肉で乾燥を潤し、さつまいもと栗で体を温めましょう。特に山芋は、消化酵素が多く、胃腸をいたわり元気にしてくれるおすすめ食材です。

冬を迎えるための薬膳とパンのこと
山芋と豚肉の炒め物

山芋と豚肉の炒め物

山芋と豚肉の炒め物

材料

山芋    150g
豚ヒレ肉  100g
銀杏の水煮 8個
生姜薄切り 2枚
ネギ    2cm
醤油    小さじ1
片栗粉   小さじ2
オリーブ油 大さじ1
塩     少々

作り方

1.山芋の皮をむいて、半月の薄切りにする。
2.豚ヒレ肉を薄く切る。
3.生姜とネギをみじん切りにし、豚肉と混ぜる。
4.豚肉に、醤油と片栗粉で下味をつけておく。
5.フライパンにオリーブ油を熱し、4を炒めて取り出す。
6.同じフライパンに、山芋と銀杏を入れて炒め、塩を加える。取り出しておいた5を戻して、炒め合える。   

食材の効能

山芋   体力回復、虚弱体質改善、胃腸を整える
豚肉   発熱による無気力、のどの渇き、空咳、便秘 
ぎんなん 血中内のナトリウムのバランスを整える動脈硬化の予防と改善、食欲不振、肩こり

さつまいもと栗の炊き込みご飯

さつまいもと栗の炊き込みご飯

材料

米     400g
さつまいも 80g
栗(甘露煮)80g
インゲン  2本
生姜    3g
水     600ml

作り方

1.米をといで、600mlの水に浸しておく。
2.生姜はみじん切り、さつまいもは皮つきのまま1.5cm角に切る。
3.甘露煮の栗は水で洗う。
4.インゲンは茹でてから、小口切りにする。
5.1にさつまいもと栗、インゲンを加えて炊飯器で炊く。
6.出来上がったら、生姜を混ぜる。

食材の効能

さつまいも 滋養強壮、貧血予防、高血圧、便秘
栗     腹部の冷え、痛み、下痢、咳、頻尿、夜尿
インゲン  食欲不振、胃、腹部の張り、下痢、吐き気、のどの渇き
生姜    風邪の悪寒、胃の冷え、痛み、食欲不振、血行促進、発汗、解毒

※参考文献
『薬膳コーディネーター講座・食薬編』本草薬膳学院監修
『薬膳コーディネーター講座・薬膳レシピ集』本草薬膳学院監修
『台所はくすり箱』市川加代子著/銀河出版舎

パンに含まれているもの

雑誌『ハルメク』でもおなじみの、お茶の水健康長寿クリニック院長 白澤卓二先生から、毎週健康情報が届いています。今回はパンの話でした。

イギリスやドイツ、カナダやアメリカの一部と、中国でも禁止している添加物「臭素酸カリウム」が、日本のパンには使われているそうです。成分表示にはありませんが、それは日本の添加物の表示制度に抜け道があるからです。同じ目的で使用されている添加物なら、一括表示してもいいというのです。そのため、消費者の目に触れずにいます。

「イーストフード」は、パンを膨らませるイースト菌の働きを、強くするための添加物の総称です。一括表示ですから、その言葉の裏側に、たくさんの添加物(臭素酸カリウム他18種類)が潜んでいます。

一つ一つの安全性は検査されていても、一度に摂取した時の危険性は、研究されていないのです。朝はパンという方は、お気をつけ下さいとのことでした。

うちではホームベーカリーで焼いていますが、たまに市販品も買います。この秋、小麦が値上がりしましたので、パンを減らし、ご飯を増やそうかと話しているところでした。経済面からだけでなく、健康の面からも考え直す必要がありそうです。

 

■もっと知りたい■

さいとうひろこ

趣味は落語鑑賞・読書・刺しゅう・気功・ロングブレス・テレビ体操。健康は食事からがモットーで、AGEフードコーディネーターと薬膳コーディネーターの資格を取得。人生健康サロンとヘルスアカデミーのメンバーとなり現在も学んでいます。人生100年時代を健康に過ごす方法と読書や落語の楽しみ方をご案内します。

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