スマホのお散歩ゲームで、脳と体を健康に
2023.06.172021年11月12日
一人で歩く山道には……
秋の山歩き
1日に5本運行のバスに2時間揺られて、山を歩いてきました。急な登山道を登りつめると、富士山の雄大な光景が広がります。
安倍峠へ
静岡駅から1日に5本だけ運行するバスに乗って「梅が島温泉」に行きました。バスに揺られること2時間、バスは市街地を抜けて安倍川沿いにドンドン山の中を進みます。
終点の「梅が島温泉」で下車、8キロ先の静岡県静岡市にある安倍峠を目指します。安倍峠はかつて山梨県と静岡県を結んでいた、往還道の峠です。
そして安倍川の水源地でもあり、静岡市民の水を維持する大切な水源でもあります。
登り口から1時間は樹林帯の中の急な道を登り続けます。途中でよく心臓が止まらなかったと思うくらいきつい登りで、何度も呼吸を整えながら登ります。10分も登るとシャツは汗でぬれてしまいます。
ちょうど1時間登ると林道に出ます。静岡県から山梨県に抜ける道路ですが、土砂崩れで今は通行止めになっているようです。安倍峠分岐点まで林道を歩きますが、傾斜が無くなりホッとします。
川に降りて行くように細い道があります。道の途中には鹿の頭蓋骨でしょうか、びっくりな落とし物です。
細い川の流れに沿って、崩れた道を確認しながら進みます。岩を乗り越え、枯れた大木をまたぎ越し、川を何度も飛び越え、渡り返しながら歩きます。周りの木々は苔むして不思議な世界観を作り出しています。分岐点からしばらく自然界の息吹を満喫しながら歩くと安倍峠に到着です。
ホッとひと休み
たどり着いた安倍峠には、苔むしたお地蔵様がポツンと建っています。
深呼吸し、大自然の息吹を体いっぱい吸い込みます。峠を登るとまた林道に出ます。少し進むと富士山が大きく見える場所に出ました。ダイナミックな富士山の姿に感動です。
汗を流し、疲れた足も自然いっぱいの景色の中ではすべてが吹っ飛びます。だから山歩きはやめられないのですね。
山歩きの仕上げは温泉
元来た道を戻りますが、樹林帯では膝小僧が笑い、ガクガクです。下ってみると、よくもまぁこんな急なところを登ったものだと、自分自身をほめたくなってきます。膝小僧に「偉かったねぇ」と独り言を言いながら梅が島温泉のバス終点まで戻ります。
近くの温泉旅館に「日帰り温泉」と書いてあったので玄関口からお願いしました。泉質の良い温泉、700円で入浴させていただきました。一気に疲れも癒されます。
また帰りは、数少ないバスに乗って2時間ほど揺られて帰宅しました。その2時間がほど良い旅の感じを味わえて、移り変わる景色を楽しむことができました。
市街地に着き、夕焼けの空をふり仰いで「やはり大自然は最高だぁ~」と独り言、楽しい日になりました。
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