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2024.12.292021年08月15日
時間の中に流れるように身を置いて……
スウェーデン刺しゅう・無心に針を進めるとき
針を持つときは、時間がゆっくりと流れていくようです。楽しみながらスウェーデン刺しゅうをしています。
中学生の時に始めました
スウェーデン刺しゅうは、中学生の時に授業で習いました。紺色の布に何色かの糸で刺しゅうをして、バッグの形に縫った覚えがあります。
なんといっても簡単な刺しゅうなのです。布目を数え、縦・横・斜めに糸を渡し、単純なパターンを繰り返すだけ。布目に針を刺していけば、いつの間にやら綺麗な図柄が浮き上がります。こんな簡単な刺しゅうに初めて出会い、糸の選び方次第でどうにでもなる変化自在の刺しゅうに夢中になりました。
それ以来、忘れていても何年かに一度の割合でまた手にするときがあります。
テレビを見ながらでもできる簡単さ
私はお菓子の空き箱に、糸を数種類、布と針を入れておきます。机の上ばかりでなく、テレビを見ながらでも刺していける簡単さで、心おきなく没頭できます。
いくつも、いくつも、違う図柄を刺しゅうしておきます。糸を替えたり、図柄を替えていくつも作り置きます。
そして気がのったときを見計らって、ミシンでポーチやカバンに仕立てます。
形あるものに仕上げると、刺しゅう自体も立ちあがってくるかのように、立体的に見え始めます。そこが物作りの楽しさなのでしょうね。
無心になれる時間
この忙しい毎日の中で、心を「無」にして過ごす時間というのは割合少ないのではないでしょうか。
誰よりも綺麗に作ろうとか、立派なものを作ろうとか、困難なものに挑戦しようとか、突き詰めることはもうすでに、これまでの年月の中でいっぱいやってきたあげくの今の年齢です。
今さらがんばる必要なんてないのですもの。布目を数えるだけで、糸の色を変えるだけで新しい世界が広がるのです。
私は何も考えずに刺していけるスウェーデン刺しゅうが大好きです。人の目も、評価も、出来ばえの善し悪しも、何も考えずに無心に刺していくその作業がとても楽しいのです。
無心に刺した割には出来上がると「へぇ~」と思うほど綺麗なのですよ。もちろん手前味噌ですが……。
さあ、布と針と糸を準備するだけで楽しい世界が広がります。始めてみませんか。
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