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笛吹川温泉「坐忘」。茶懐石料理、ワインを堪能(後)

公開日:2023.02.11

まるき葡萄酒と業務提携する笛吹川温泉「坐忘」に一泊しました。後編では坐忘のお食事に関するさまざまなことと、翌日参加したアクティビティー「まるきワイナリーツアー」に関してレポートいたします。

笛吹川温泉「坐忘」。茶懐石料理、ワインを堪能(後)
日本最古のワイナリー まるき葡萄酒のワイナリーツアー

お食事処について

お食事処について
お食事処「まる喜」

今回のお食事処は、築120年の古民家を改装した「懐石まる喜」の掘り炬燵(床暖房)のお部屋でした。

「夕食の時間は18時30分から。少し離れているので10分前くらいにお迎えにあがります」とのことでした。

お迎えとは大仰なと思いましたが、確かに最初は案内してもらって良かったというくらい離れていました。巨石が配された田舎道を、散策しながら行くという感じです。

朝食も同じお部屋でした。朝晩でお食事処への往復は、景色が違い楽しめました。

夕食 茶懐石料理について

夕食 茶懐石料理について
一月なのでお正月の名残が

夕食は茶懐石料理でした。「一汁三菜から始まる料理」とのことでとても楽しみにしていました。

お食事開始の時間に炊き上がるようにしたご飯が最初に一口出て来て、お腹の準備を促すそうです。

お茶の世界には不調法な私ですが、折敷やお箸に関しての解説や、お料理も運んで来る度に丁寧な説明がありいろいろな面で楽しむことができました。

夕食 茶懐石料理について
一時間かけて炭火で焼きあげたアマゴ、頭からいただけます
夕食 茶懐石料理について
甲州牛 杉板焼き、地元のクレソンと

中でも炭火で一時間かけて焼いて頭から丸ごと食べられるアマゴや、杉板に挟んでじっくり焼き上げた甲州牛など、一工夫も二工夫も施されたお料理の数々が、タイミングよく出てきたのには脱帽です。

途中お抹茶を挟み、お懐石料理にしては量的にも十分な海の幸、山の幸を堪能いたしました。

夕食 茶懐石料理について
お抹茶とうさぎの干菓子、そしてデザート

特筆すべきは、食事が始まる前は昼食を食べ過ぎたのか? 少々胃もたれがしていて困ったなと思っていましたが、食べ進むにつれ不思議なことにどんどん調子が良くなり、最後のデザートまでおいしくいただくことができました。

坐忘の朝食に関して

坐忘の朝食に関して
大徳寺縁高の中の美しい品々、武川四八米となめこ汁と
坐忘の朝食に関して
信玄箱ひょうたんに入った打ち立てお蕎麦

朝食は夕食より手のかからないメニューになることが普通ですが、こちらはそのようなことはありませんでした。

豆富(とうふ)の葛煮から始まって武川四八米と汁、そして大徳寺縁高の中にさまざまな美しいお料理が入れられて出てきました。

これで全部かと思いましたら、その後にひょうたん型の信玄箱に入ったお蕎麦、ポテトサラダ、デザートなどが供されて。本当にこちらの想像を超える、意外性のあるラインナップでした。

朝食もおいしく完食しましたが、お腹いっぱいになってしまいお昼に「ほうとう」を食べて帰ろうという野望は脆くも潰えました。

アクティビティー「まるき葡萄酒ツアー」

アクティビティー「まるき葡萄酒ツアー」
5匹の羊ちゃん

坐忘には恵林寺に行ったり夜景を見に行ったりと、さまざまなアクティビティーがありますが、私は迷わず日本最古のワイナリーである「まるき葡萄酒見学ツアー」を申し込みました。

翌朝チェックアウト後、11時に坐忘を出発して車で約15分のワイナリーに到着しました。

どのようにワインが作られ保存されるのか説明を受け、ぶどう畑にいる5匹の羊ちゃん(下草を食べてくれ、フンが肥料になるというSDGsそのものです)を見物して、5種類のワイン+濃厚ぶどうジュースの試飲をします。

その後、ワインなどのお買い物をしてから塩山駅まで送ってもらいました。

アクティビティー「まるき葡萄酒ツアー」
試飲タイム スタッフ笠井さんの分かりやすい説明で

ワイナリーツアーには、エジプト人男性と日本女性のカップルが参加していました。

宗教上の理由でご主人はワインの試飲をしませんでしたが、奥様に付き合って楽しそうにジュースを飲んでいらしたのが印象的でした。坐忘のお食事もお部屋もとても気に入っているとのことで、もう一泊してから帰国されるとのことでした。

(おわり)

笛吹川温泉 坐忘     

■もっと知りたい■

上野真香

趣味は陶芸、旅行、料理、華道、手芸など多岐にわたるが根っこは一緒。美味しいものを食べて楽しい人生を送りたいというもの。ワインと犬とコーヒーとTVドラマが大好き。シャンシャンと誕生日が一緒のため他パンダ(?)とは思えず、現在年パスを購入しシャンシャンウォッチャーを続行中。

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