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- 干すだけで、えのき茸の味と香りが「さきいか」に!
一年中お店に出回っているえのき茸。石づきを切り小分けにしてザルに並べて干すだけで、味も栄養も食感もアップ。しっかり干すと味と香りはまるで「さきいか」のようになります。おやつ、おつまみ、お料理にもおすすめの乾燥えのき茸を手作りしてみませんか?
「えのき茸」の栄養について
キノコ類全般は食物繊維が多く、たくさんの栄養素が含まれていて、健康にもダイエットにも良いことは良く知られています。
なかでもキノコキトサンは、えのき茸に一番多く含まれている成分です。食物中の脂肪分を吸着し、体への吸収を抑制する働きがあるそうです。
エノキタケリノール酸は、食品ではえのき茸にのみ含まれる、内臓脂肪を燃焼させる効果がある成分だそうです。
また、えのき茸には日光の紫外線を浴びるとビタミンD2に変わる、エルゴステロールも含まれています。日光に干すとパワーアップするのですね。
えのき茸を干してみましょう
まず石づきを切り落とし、ゴミがついていたらサッと水で流します(洗うと良い成分が流れてしまいますので、なるべく水の使用は少なめに)。
そして15個くらいに分けて、竹(金属はくっつきやすい気がします)などのザルに並べて外に干します。
夏場ですと半日くらいでできてしまう時もあり、冬場でも良く晴れた乾燥した日ならば2~3日で完成です。お天気の日が続く、空気が乾燥した時を狙って干しましょう。何日か続けて干すときは、夕方には取り込み翌朝また出すようにします。
ポイントはとにかく雨や湿気に当てないことです。また、雑菌防止のために、なるべく手袋などを使用して素手で触らない方が良いです。
これさえ注意すれば、どなたにでも簡単にできます。
えのき茸の変化
買ってきたえのき茸は、200gでした。
石づき26gを切り落とし正味174gのえのき茸を15個に分け、竹のザルに置き、お昼ごろベランダの室外機の上に出しました。真夏(8月下旬)でしたので、18時過ぎに取り込んだ時には33gになっていました。
12時 室外機の上に置く。174g
14時 さきいかのような匂いがしてくる
15時 裏表ひっくり返す(やらなくても可)
18時 取り込む 33g
乾燥えのき茸の食べ方と保存法
まず、乾燥えのき茸が完成したらそのまま食べてみてください。とてもおいしいです。
お味も香りも、まるでさきいかのように旨味成分が凝縮されています。乾燥させると独特のぱりぱりした食感を楽しめます。ただ、消化はあまりよくありませんので、食べ過ぎには注意です。
あとはお味噌汁、鍋や煮物にも、水で戻すことなくそのまま入れます。出汁いらずというくらい、濃厚な旨味がでます。
保存のポイントは湿気を避けること。タッパーやジップロックに、あれば乾燥剤などと一緒に入れると良いです。また、少し長く保存する場合は冷蔵庫に入れた方が安心です。
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