干すだけで、えのき茸の味と香りが「さきいか」に!
2022.11.032022年11月23日
ちょっといいはなし
関東では珍しい野菜ハヤトウリを食してみませんか?
ハヤトウリって知ってますか? 関東圏ではちょっと珍しいお野菜ですが、最近ではスーパーでも見かけ、わりと簡単に手に入るようになりました。生でも火を通してもおいしいし、食物繊維たっぷりで低カロリー! 見つけたら、ぜひ食してみてください。
ハヤトウリってどんな野菜?
実はハヤトウリは、大正時代にはすでに日本に伝わっていたそうです。最初に鹿児島県に伝わったので、薩摩隼人からハヤトウリと名付けられました。
原産地は熱帯アメリカなので、温かい沖縄や鹿児島で多く栽培されています。関西ではポピュラーかもしれませんが、関東ではまだまだ知名度の低いお野菜です。
ハヤトウリの栄養は?
ハヤトウリにはあまり栄養がなく、主に水分が主成分の食品です。1個300g~500gもあるのに、カロリーは60キロカロリーくらいしかなく、不溶性食物繊維がたっぷり含まれているというダイエットに最適なお野菜です。
また、栄養素として比較的多く含まれるのはカリウム、ビタミンCです。老化防止や美容にも良いですね。
- カリウム 塩分を体外に排出し、高血圧やむくみを予防。
- ビタミンC 風邪予防、疲労回復、肌荒れ防止。
ハヤトウリの調理法は?
丸のままのハヤトウリを縦に四つ割りにしてタネの部分を(あれば白い部分ごと)取り除き、皮をむきスライスするというのが基本です。
皮は固いのでしっかり取り除きます。そしてアクを感じる場合、塩を振ってしばらくおき、洗い流して水気をしっかり取ってから使います。調理法によって、スライスする厚さを変えるのがポイントです。
次に我家のハヤトウリの人気レシピをご紹介します。
(ご注意:調理する時、ペタペタした汁がでてきます。肌の弱い方は、その汁を付けたままにせず洗い流してください)
生で食す[ハヤトウリと柿のサラダ]
- 四つ割りにしたハヤトウリを薄め(2~3mm)にスライス
- 塩を振ってしばらくおき(必要に応じて塩を洗い流してから)水気をしっかり取る
- 同じくイチョウ切りにした柿と合わせ、マヨネーズを絡めて塩コショウして出来上がり
炒めて食す[ハヤトウリと魚肉ソーセージ炒め]
- 四つ割りにしたハヤトウリを7~8mmの厚さに切る
- フライパンにオリーブオイルを熱し、ハヤトウリをしんなりするまで炒める
- 同じくらいに切った魚肉ソーセージを投入して炒め、塩コショウして出来上がり
(ベーコンなどと合わせてもおいしいですが、少し焦げ目がついた魚肉ソーセージが一番合うと思います)
煮て食す[さつま揚げとハヤトウリの煮物]
- 四つ割りにしたハヤトウリを8~10mmの厚さに切る
- さつま揚げも食べやすい大きさに切っておく
- 鍋にハヤトウリを入れ、水と白だし(大さじ1くらい)でひたひたにして煮る。
- ハヤトウリに楊枝がすっと通るようになったら、さつま揚げを加えひと煮立ちさせたら出来上がり
おしまいに
知らない食物が大好きな私は、数年前にご近所の方に頂いた珍しい野菜ハヤトウリにすっかり魅せられてしまいました。最近ではスーパーでも見かけるようになり、入手が簡単になりました。
生でも煮ても炒めても、おいしいハヤトウリ。味も癖もほとんどなく自己主張はしないけれど、調理法によって食感が変わるおもしろいお野菜です。
今が旬のハヤトウリを、皆様にも食べていただきたくてご紹介しました。
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